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愚者と愚者 (上)    野蛮な飢えた神々の叛乱 (角川文庫)
 
 

愚者と愚者 (上) 野蛮な飢えた神々の叛乱 (角川文庫) [文庫]

打海 文三
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

応化十六年。内戦下の日本。佐々木海人大佐は孤児部隊の二十歳の司令官。いつのまにか押し出されて、ふと背後を振り返ると、自分に忠誠を誓う三千五百人の孤児兵が隊列を組んでいた。

内容(「BOOK」データベースより)

応化16年、爆弾テロが激発している内戦下の首都圏で、規律ある精鋭部隊として名を馳せる孤児部隊の司令官に、佐々木海人は20歳にして任命された。教育を受ける機会を逃したまま、妹の恵と弟の隆を養うために軍隊に入り、やがて仲間とともに戦場で生きる決意を固めた。そして、ふと背後を振り返ると自分に忠誠を誓う3500人の孤児兵が隊列を組んでいたのだった―。『裸者と裸者』に続く、少年少女の一大叙事詩、第2弾。

登録情報

  • 文庫: 367ページ
  • 出版社: 角川グループパブリッシング (2008/6/25)
  • ISBN-10: 4043615051
  • ISBN-13: 978-4043615056
  • 発売日: 2008/6/25
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 220,564位 (本のベストセラーを見る)
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形式:単行本
裸者のインパクトが強かったせいか、もうひとつでした。けど、カイトは相変わらずいい男でいい感じです。作者の作品のなかでのモラルが私にはとても読み心地がいいです。子供相手、レイプ以外なら愛の形は確かに自由でいいのにと思えます。
このレビューは参考になりましたか?
7 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 上巻は、海人を視点に、孤児部隊の戦いが描かれたボーイズ編、下巻は、月田姉(妹)らパンプキン・ガールズらが中心となった戦いが描かれたガールズ編とでもいうべき構成は、前作の『裸者と裸者』と同様です。それぞれ別個に読めなくもありませんが、戦乱下の日本という共通する舞台や、差別されるマイノリティー守る世界観は、前作に引き継ぐテーマでもあるので、できれば、前作から読み進めた方が、この作品のシリーズをより深く味わえると思います。今回は、守るべき対象が家族から、拡大し続ける部隊のトップの立場上、主人公海人の葛藤や苦労も大幅に増え、ラストで迫られる苦渋の決断は、戦争の非情さにやるせなさを感じさせます。政治的な駆け引き、リーダーとしての資質、他人の思想や心情を思いやったりと、人間的な成長ぶりが読めるのも興味深いものがあります。ただ、女性関係では、相変わらず母性本能をくすぐられるタイプなのか、相手が年上というのも、主人公らしいといえば、主人公らしいのですが…。今のところ組織を守ることで精一杯といった印象もあって、恋愛面での進展が次回では望めるのでしょうか? 楽しみな気もします。
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By hippo
形式:文庫
裸者と裸者の続編です。
裸者と裸者を先に読んで下さい。でないと、内容が十分に理解できません。
この作品の半分は主人公カイトの成長譚です。三部作の中でも、今作の彼は、まだ子供であるにも関わらず否応なく大人になっていかなければいけない姿が描かれます。そこには、悲しみと絶望があります。しかし、彼はその悲しみや絶望に打ちひしがれることなく、愛する家族、恋人、仲間のために強く生き延びていきます。
また、パンプキンガールズと呼ばれる女の子たちの物語が半分を占めます。彼女たちは、カイトとは違う視点から描かれます。いわば、マイノリティーや弱者といった存在を虐げることが、いかに馬鹿げていて愚かなことかを、浮かび上がらせる存在です。ここには、筆者の社会に対する考えが含まれていると思います。
そして、全編を通して描かれるのは、力強く生きていく姿。そこには、凄惨な現実に向き合う人間の底力が描かれています。

深刻な調子で書きましたが、作品自体には、そういった暗さはありません。むしろ楽天的な明るさがあります。主人公はチャーミングだし、パンプキンガールズは破天荒な存在で、他の登場人物も、読んでいるとスキになっていきます。ぐいぐい読ませる作品なので、第一部をお読みの方は是非。また、第一部を読んでいない方は、そちらから読んで下さい。
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