不動産業界での20年にも及ぶ経験を活かして「不動産コンサルティング会社」を立ち上げたという著者による
「まっとうな不動産投資法」を伝授する本。
不動産投資を希望する方は世に多い。しかし、具体的な目的や夢を持って始められている方は少数派。
只、何となく・・・・では長期に渡る収益を得るための努力は出来ない。まず夢や目標を具体的に掲げること。
その上でインカムゲイン(配当金・利息・賃料収入)を狙うためには「キャッシュフローが大事」ということ。
投資家として名高い「ウォーレン・バフェット氏」もキャッシュフロー重視であるという共通点があった。
多くの不動産戦略があることを学び、その中から自分に合う手法を確立していくことで、経験が積めます。
著者はワンルームマンション投資には比較的懐疑的な意見。
利回りが4〜6%では不動産リートを購入するほうがまだ良いでしょうと。
物件選びでは基本的に「自分が住んでもよいと思えるような物件」を購入する。
「競売」よりも「任意売却物件」のほうがお得である可能性が高いらしい。
「家賃保証」などその場しのぎの気休めにしか過ぎないので、そんなものに頼ってはならない。
皆が先を争って買うときは実は過熱状態で高値掴みの可能性が大。
逆に誰も買わないときこそ安く仕込めるチャンス大。
不動産投資でもギャンブルでいう「逆張り」の発想が大切。
余裕を持ったスピードで焦らずに取り組み、迷ったら一時休めるくらいが理想。
自分が内容を理解できないものに投資は行わないこと。
長期に渡って「常勝」は難しいので、たまには負け(損)もある。
日本の芸能界を早期引退して海外生活をしているタレントの大橋巨泉が後に
「早期のリタイアは失敗だった」と吐露している点を挙げ、
取り組むべき目標も夢も持たない人間が会社を辞めてリタイア生活に入っても
無為な日々を過ごすだけになる可能性が高いと警鐘を鳴らす。
極めて基本的なことが中心。裏技も派手さもない内容。
でも多くの人から信用されるのは案外こんな人なのかもしれない。