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本作品巻末の後記に、「第二・第三作を早期に出版する」という作者の言葉がある。この言葉を信じ、次回作を待つとしよう。
でも、なにかが違う。90年代シリーズは、荒削りなところが目立ったが、熱意に圧倒された。今回は、妙に構成・文章がうますぎて、筋に少しご都合主義的なところがあるにも関わらず、許せてしまうというか、そもそも詳しく詮索する気もしないというか。それはそれでさすがなのだが。。。
読み終えて、そんなことを考えていたとき、作者のインタヴュー記事を目にした曰く、「早く書くテクニックを身につけた」
笠井潔が3作目となる「薔薇の女」について「テクニックで書けてしまった」と言っていたが、これと同じことが、本作にも当てはまるように思う。
また、戦後日本政治の裏側みたいな大きな話が、反ってリアリティを失わせてしまった感じもする。少し辛口すぎるかもしれないが、今後「早く書ける」ようになり、「浅見光彦シリーズ」みたい、新書シリーズレベルの連絡モノにならないことを期待します。
寡作でいい。原さんには、インパクトのある大作を期待。
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