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意識と本質―精神的東洋を索めて (岩波文庫)
 
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意識と本質―精神的東洋を索めて (岩波文庫) [文庫]

井筒 俊彦
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

東洋哲学の諸伝統の分析から得た根元的思想パターンを己れの身にひきうけて主体化し,その基盤の上に新しい哲学を生み出さなければならない.本書はこうした問題意識を独自の「共時的構造化」の方法によって展開した壮大な哲学的営為であって,その出発点には自分の実存の「根」が東洋にあるという著者の痛切な自覚があった.

内容(「BOOK」データベースより)

東洋哲学の諸伝統の分析から得た根元的思想パターンを己れの身にひきうけて主体化し、その基盤の上に新しい哲学を生み出さなければならない。本書はこうした問題意識を独自の「共時的構造化」の方法によって展開した壮大な哲学的営為であるが、その出発点には自分の実存の「根」が東洋にあるという著者の痛切な自覚があった。

登録情報

  • 文庫: 417ページ
  • 出版社: 岩波書店 (1991/8/8)
  • ISBN-10: 4003318528
  • ISBN-13: 978-4003318522
  • 発売日: 1991/8/8
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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意識… 2004/10/23
形式:文庫
「意識」や「無意識」といった概念はもはや日常語になっており、ともすれば心理学者などでもこうした概念を簡単に自明視してしまうきらいがあるように思えます。この本では、まず意識とはどのようなものかということについて明確な規定が与えられていて深く納得できます。イスラームに興味がなくとも、最初の10ページ程度でも読んでみることをお勧めします。博学ぶりをふりまわすことのない、シンプルで落ち着いた、それでいて説得力ある論調に畏敬の念がたえません。圧倒的です。
このレビューは参考になりましたか?
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
西洋の対語として「東洋」があるとしたら、そこにはにはどのような哲学的、思弁的共通性があるのか。明瞭な形では存在しえなくても、東洋哲学の諸伝統の蓄積の上に新しい哲学を生み出さなければならない。

こんな壮大な問題意識から著者は膨大な知識を駆使し、著者独自の「共時的構造化」の方法によってイスラーム、ギシリア、儒教、仏教の系譜を縦横に跋渉して知の体系化を目指す。スコラ哲学、プラトン主義、新プラトン主義、ユング、フッサールの現象学など西洋の系譜もしっかりと押さえながら、記述は明瞭かつ分かりやすい。

そこかしこに溢れ出る術語概念に対する深い理解と分かりやすい説明は、なるほど、30カ国語に熟達した語学の広範な知識に裏づけられている。圧巻なのは、密教(esoteric religion)に関する奥深い理解が、本書全体を通底していることだ。凡庸な学者は、顕・密の顕を極端に重視することはあれども、密に対する見解があまりにも表層的なことがままある。

顕・密にわたる認識についての明快な枠組み設定がp214の意識の構造モデルで示されたくらいから、東洋思想に共時的に存在する哲学は、まさに「密」に集約されていることに読者は次第に気づいてゆく。
このレビューは参考になりましたか?
35 人中、30人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
目から鱗 2003/4/1
形式:文庫
世の中にはいろいろな思想があり、それらを一つ一つ見ていくことや断片的に知っていくことは可能である。また、表面的にさらっと通してしまう入門書なんかもある。しかしそれぞれの独特な言葉の使い方や構成の仕方により、それらを包括的に、一貫した視点に立って深く考察することは難しい。それをして見せてくれるのがこの本である。著者は東洋を中心に様々な思想のそれぞれの「本質」の捉え方を、著者自身が定義しなおした一貫した表現を使って説明してみせる。それは難解である事の多い東洋哲学を明快に説明してくれる上、それぞれの理念的関連や類似点を明らかにする。今まで知らなかったり、いまいち理解できなかった哲学を知ることもでき、まさに「目から鱗」本である。
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井筒哲学の序説
岩波文庫と云う、比較的安価な文庫に収録されているにも係わらず、これは井筒俊彦の主著の一つであろう。それは、彼の主要論文からすれば比較的読み易く、且つ、一般の読者を... 続きを読む
投稿日: 2010/4/8 投稿者: 時代錯誤
卒論のテーマにした思い出の書
この本と出会ったのは今から15年くらい前のことでした。大学の哲学科で東洋哲学を勉強していた僕は、知人の紹介でこの本を知りました。... 続きを読む
投稿日: 2008/12/9 投稿者: ポリ銀
「神とは『宇宙のありかた』である」
井筒氏は「神とは宇宙のありかたである」と言っているように思える。そうならばいくつかのことが説明できる。
1 神はなぜ全知全能であるのか... 続きを読む
投稿日: 2008/1/31 投稿者: BMW
これが形而上学の書です。
著者のエゴになっている哲学書が多い中、この書は「意識・本質」を客観的でコンパクトな構造的思索で展開されており、読みやすくかつ説得力があります。哲学や宗教に興味があ... 続きを読む
投稿日: 2007/1/24 投稿者: 非音楽大好き
宗教、イデオロギー、思想、アート、精神病理の起源としての言語阿頼耶識
これにはイマージュの引き起こす人間の精神について述べた箇所がある... 続きを読む
投稿日: 2005/7/5 投稿者: 尊治
東洋思想はこれ一冊で足りる。最高の書。
彼はある意味、北一輝と並ぶ二大日本ファシスト思想家で大アジア主義研究の第一人者大川周明の正統な後継者ともいえる。満鉄東亜調査局大川塾の講師であり、その文献をもとに... 続きを読む
投稿日: 2005/5/25 投稿者: 尊治
遠藤周作氏も推薦
かなり前になりますが毎日新聞の、確か「わたしの3冊」という文庫本紹介コーナーで遠藤周作さんがこの本を取り上げていました。慶応の学生だった遠藤さんは一度も井筒先生の... 続きを読む
投稿日: 2003/6/8 投稿者: ごびらっふ
知の圧倒的な構築にただただ唖然 
この本にたいして 星5つなんて 評価軸はナンセンスである
なぜなら 古今東西の哲学・宗教・思想を... 続きを読む
投稿日: 2003/2/4
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