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「プロローグ」で著者は、「あなたの企画書が通らない理由」を、1.メインメッセージが不明確、2.イシューが維持できない、3.キーラインが不適切、の3点に求めている。そして、どうすれば意思が伝わるメッセージを発することができるのかを、第1章で説明している。ここで登場するのは、「ピラミッドストラクチャ」や、「So What?」、「MECE」などのロジカルシンキングに欠かせないツール類。これに加えて第2章では、本書を作るために著者が集めたという「バーチャル受講生」のケーススタディを掲載している。設問に対する受講生の回答と著者による講評を読むことで、あたかも教室にいるかのような感覚で学ぶことができる。
さらに後半では、実際のビジネスに即した演習問題も用意されており、読んだだけでは身につかない、といわれるロジカルシンキングを確実にモノにすることができる。もちろん、現実のビジネスはここで紹介されている事例よりももっと複雑なものではあるが、ロジカルシンキングの体系を学ぶには十分であろう。
最終的には、提案書を作成するところまで話が進むので、1冊読み終えれば実際にOJTを受けたのと同じ効果が得られる。ロジカルシンキングの意味はわかったが、どうやってそれをアウトプットにつなげればいいのかがわからない、という人におすすめしたい。(土井英司)
出版社/著者からの内容紹介
内容(「BOOK」データベースより)
内容(「MARC」データベースより)
著者 渡辺パコ
構成は前作同様、基本的な思考の方法を解説した前半と、バーチャルな紙上受講生の回答をもとに、陥りがちな思考の誤りを指摘しながら、実践的に学べるようになっています。ワープロによる提案書にする、パワーポイントのプレゼンテーションにするという「意思を伝える仕上げ」までの全プロセスを順を追って解説し、演習を行っているので、説得力のある提案書をつくりたいと考えている方、自分の考えを明確に伝えたいと思っている方には、学びの多いテキストになると思います
前作では、ビジネスパースンのみならず、就職活動を前にした大学生や、英検などのスピーチの力をつけたいと考えている方にも読んでいただけました。
本書は、前作の企画と同時に企画していたもので、「売れたからあわててつくった」というような本ではありません。あらかじめ「理解し、考える」と「考えを明確にし、表現する」の2部作で企画したものだったため、前作を送り出してから短い期間で書き上げることができました。
前作をお読みの方はもちろん、本書単独でも十分理解できる内容にしていますので、ご購読ください。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
1960年東京生まれ。コピーライターとして広告、会社案内の制作、PR戦略の企画立案などを担当。88年に独立し、100社以上にコーポレートコミュニケーションプランを提供する。98年からはweb系を中心とするベンチャービジネスのコンサルティングや、ナレッジ・マネジメントのコンサルティングを手がける。現在、有限会社水族館文庫の代表。グロービス・マネジメント・スクールで講師(クリティカルシンキングクラス担当)をつとめる一方で、ビジネスパーソン向けのコミュニティ&メディア「知恵市場」の主宰として活動するなど、数多くのWebサイトの設立・運営にも積極的に参画している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)