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意味がなければスイングはない (文春文庫)
 
 

意味がなければスイングはない (文春文庫) [文庫]

村上 春樹
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (49件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

シューベルトからスタン・ゲッツ、ブルース・スプリングスティーン、スガシカオまで、音楽と作家のファンキーだけど奥の深い十篇。 --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

待望の、著者初の本格的音楽エッセイ。シューベルトのピアノ・ソナタからジャズの巨星スタン・ゲッツの“闇の二年間”、ブルース・スプリングスティーン、Jポップのスガシカオまで、すべての音楽シーンから選りすぐった十一人の名曲がじっくりと、磨き抜かれた達意の文章で、しかもあふれるばかりの愛情をもって語り尽くされる。

登録情報

  • 文庫: 341ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2008/12/4)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4167502097
  • ISBN-13: 978-4167502096
  • 発売日: 2008/12/4
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (49件のカスタマーレビュー)
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47 人中、41人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
軽くて重く、重くて軽い内容の本書。

村上春樹の本気がギンギンみなぎっている。

小説以外の著作では、確実に「最高傑作」だと断言する。

本書は単なる音楽評論ではない。

村上は以前「本当の自分を伝えるためには自分の好きなモノを語ればよい」と提案したことがある。

彼はその著作で、大好物であるカキフライの素晴らしさを語っていた。

ここではカキフライが、11人の音楽家である。

もうボリューム満点。

村上春樹によって、村上春樹自身がたっぷりと描かれているのだから。

音楽に興味がないからといって本書を敬遠するのは筋違い。

『村上春樹、自分を語る』というタイトルがふさわしい。

当然ながら村上ファンは必読だ。

彼の小説を読んだことがない読者にとっては、村上春樹という作家を知ることが出来る絶好の著作である。
このレビューは参考になりましたか?
24 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By yuishi トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
村上春樹の作品(小説にしろエッセイにしろ)に登場する音楽のジャンルは、クラシックからジャズ、ロックと実に広く、それぞれのジャンルのアーティストや作曲家について作者自身が一家言を持っていることが伺われる。登場シーンは実に短くてもぜひ聞いてみようという気にさせてくれる。

さて本書はこうした村上春樹がまさに音楽そのものを語ったエッセイだ。よくよく考えてみると、著者の作品で、音楽がここまで真正面から取り上げた作品はなかったはず・・・。

とりあげられるアーティストは前述の通り、作者の好きな音楽ジャンルからまさに好きに選ばれ、全く体系だったものも傾向させもない。ただしそれぞれのジャンルでの記述の深さは、この曲がいいとか、好きだとか表層的なレベルに止まらない。それぞれのアーティストのバイオグラフィや演奏スタイルや演奏に垣間見える音楽的解釈の問題など考察が展開する。一篇一篇の章がけっこう長くじっくりと描かれ、著者の音楽観をみることができる。また、もともと文章の達人である著者のこと、音楽という抽象的なものを表現するにあたって、文章のうまさが十二分に発揮され、ヘタな評論家の文章よりもはっきりくっきりと理解できる。

シューベルトのピアノソナタ17番というマイナーな曲のレコードを演奏家別に15種類聞き比べてみたり、ブルース・スプリングスティーンの楽曲の背景をアメリカ現代史の中で語ったり、、ビーチボーイズ(ビーチボーイズは作品中にもよく登場するアーティストの一人ですね)やスタン・ゲッツの麻薬人生を描いているかと覚えば、ショパンの演奏で有名なルービンスタインと同時代のピアニスト、ゼルキンを比較しながら20世紀前半の爛熟したヨーロッパ文化を語る、はては、しがすがお、はたまたジャズファンでもなかなか見いださないサイドメンというべきマイナーなピアニストを取り上げてみたり、と縦横無尽だ。

中でも個人的に深く頷いたのは、「ウィントン・マルサリスの音楽はなぜにこんなに退屈なのか?」の章。見事なまでの文章。たとえマルサリスを知らなくても、よく理解できるハズ。

村上春樹ファンはもとより音楽ファンにもお勧め。
このレビューは参考になりましたか?
10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By picander トップ500レビュアー
形式:文庫
著者が敬愛する音楽と音楽家についての、まとまった分量のエッセイ、と聞いただけで春樹ファン、音楽ファンなら迷わず買うべきでしょう。
著者は音楽と音楽家を論じつつ、常に同じ表現者である自分へのメッセージを書いているようです。
スタン・ゲッツの章では、ドラッグに滅びながらも天空を舞うような比類なきアドリブを見せた芸術家の悲しい性を。ブルース・スプリングスティーンの章では、労働者階級の代弁者が成功しても決して浮かれずに自分の状況をどこか違和感をもって見つめる、同じく著者が愛するレイモンド・カーヴァーと通じる知的誠実さを。ウィントン・マルサリスの章では、細部までコントロール使用とする優等生的なアプローチが、ジャズを本来のジャズから遠ざけてしまうことを。それぞれ小説家としての自分への応援であり戒めであり慰めでもあるのだと感じました。
いずれにせよ著者は同じ表現者として深い共感を持ち、愛情あふれる筆致で、音楽への偏愛を語っています。『ポートレイト・イン・ジャズ』とあわせて、見事な文章です。
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投稿日: 11か月前 投稿者: ヒデボン
小説だけじゃない村上春樹の魅力的音楽エッセイ
... 続きを読む
投稿日: 20か月前 投稿者: goldberg
クールでスマートな村上節
村上春樹は、何でも知ってるすごいダンカイのおじさんだ、とは、常々思っておりましたが、音楽に対する知識は半端じゃない!!... 続きを読む
投稿日: 20か月前 投稿者: anri
音楽評論です。
村上春樹がJAZZバーを経営していたことは周知の事実。
そしてJAZZ以外の音楽に対しても造詣が深いことも、ファンならみんな知っている。... 続きを読む
投稿日: 2010/3/22 投稿者: john
最高のシダー・ウォルトン論
なぜ今まで読まなかったのだろうか?昨日読んで、冒頭で鳥肌が立ちました。30数年来大ファンだったシダー・ウォルトンのことが冒頭に書かれており、私が長年感覚的に好きだ... 続きを読む
投稿日: 2009/12/6 投稿者: MORITAT
読まなければ、意味がない
著者の音楽に対する主張が詰まっている。
スィングとタイトルにしてあるので、ジャズと思いきや... 続きを読む
投稿日: 2009/9/13 投稿者: 原子 祐吉
回によって濃淡があるのは否めないですかね。
 エッセイ本が多く、また音楽好きなことを他の本の中で度々書いている作者だが、意外なことに纏まった音楽エッセイ本はこれが最初らしい。... 続きを読む
投稿日: 2009/8/10 投稿者: イッパツマン
スガシカオファンです
スガシカオファンなので、この本を買って読んでみました。... 続きを読む
投稿日: 2009/6/19 投稿者: limac
村上春樹さんありがとう
しばらくこの人の文章から離れていましたが、
ひさびさに読んでみてやっぱりいいな、と思いました。... 続きを読む
投稿日: 2009/2/20 投稿者: meropin
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