中村好文氏の待望の新刊、しかも「住宅巡礼」等と同じ出版社からの本になります。「意中の建築」というタイトルから一体、内容はどんなのだろうと想像してしまいますが、要は、中村好文版「建築巡礼」と呼ぶべき本で、「住宅巡礼」同様、著者がドキドキワクワクする建築物を紹介した本になっています。
嬉しいのは、選ばれた物件が、コルビュジェのサヴォア邸といった超メジャー所だけでなく、ウィーンの地下水道、旗の台駅といった著者らしいユニークなものまで揃っていること。また「住宅巡礼」等と同様、著者の人柄がしのばれる優しい語り口、美しい写真に加え、著者独特のイラストで物件が紹介されているのも、中村ファンとしては嬉しい所です。ユニークな物件を著者独特の視点で紹介した、著者のファンには絶対お奨めの本です。