家のお掃除にどんな道具を使っていますか。
我が家は、ほうきとモップです。
掃除機もあるけど、使いません。
なぜなら、我が家はフローリングと畳の間しかない。
フローリングはほうきでささっと掃いたあと、モップがけすればいい。
畳の間はほうきがけして、時々雑巾で拭き掃除をします。
まったく掃除機の出番がありません。
ぼくが昔教師をしていたとき、学校での教室掃除はもちろんほうきでした。
教室は、プラスチックタイル張りの床でしたから、ほうきで掃き掃除、たまにモップがけで十分きれいになります。
ある子どもが「掃除機を使わないなんて遅れてる。お母さんは掃除機を使ってる」なんて文句を言いました。
機械を使った方が効率的で近代的だと錯覚しているんですね。
文句を言って、掃除をしたくないだけなんですが。
さっそくその子に、用務員室から掃除機を借りてこさせ、教室を掃除機で掃除させてみました。
「どう?ほうきで掃除するより楽だった?ほうきよりきれいになった?」と聞いてみました。
その子は汗だくになっていました。
掃除機を持ってきて、それで掃除して、また片付ける。
それだけでけっこう疲れるし面倒くさい。
その割に、掃除の効果はありません。
ほうきの方が細かな隅まで掃けて、きれいになります。
そもそも掃除機は、カーペットの掃除のために開発された機械なのです。
西欧の家では必ずと言っていいほどカーペットが敷かれており、そこを土足で歩くわけです。
カーペットの毛の奥に土埃が入り込んでたまってしまいます。
それを吸い出すために、電気式掃除機が発明されたんです。
掃除機は空気を吸引することによって、ホコリを空気の流れに乗せて吸い込むというメカニズムで掃除をします。
ですから、そのエネルギーのほとんどは空気を吸い込むことに費やされています。
ホコリを吸い込むための、本来掃除に必要なことに使われるエネルギーは、ごくわずかにすぎません。
この本に掃除機の効率が計算されていました。
ホコリを吸い込む、つまりホコリを床から掃除機の中に移動させるのが本来の目的ですから、その仕事量を計算します。
それを掃除機の使う電力量で割ると、掃除機の効率が計算できます。
そうすると、電気掃除機の効率はナント1/2000万にしかならないのです。
ですから、カーペーット以外の場所を掃除するときは、掃除機を使わない方がいいのです。
ほうきやモップ、雑巾を使いましょう。
実際に楽だしきれいになります。
カーペットも取り外しができる程度の大きさなら、屋外ではたいた方がきれいになります。
我が家は冬の電気カーペットがありますが、2畳ほどの大きさしかないので、布団といっしょに天気のいい日にバシバシ叩いてホコリを落とします。
文明の利器だからって、いつでもどこでも役に立つとは限りません。