当時ワーナーからリリースされていた「ダブルファンタジー」の帯裏や、封入されていた宣伝チラシにも告知されていたとおりジョンが殺される前には既にこのアルバムのジャケデザイン、リリース日も決定していたのは周知の事実。しかし直前になって前作「慈愛の輝き」の売上不振に不満を抱いていたワーナーにアルバムのマスターが拒否され、4曲をアップテンポな楽曲への差し替えと暗いイメージのアルバムジャケットデザインの変更を要求された。ジョージは差し替え曲を再度レコーディング始めた。ジョージがジョンの死を知ったのはその最中。ジョージはショックを受け一時レコーディングを中断してしまうが、リンゴに提供予定だった「All those years ago」の歌詞を書換え、ポールやリンゴに参加を呼びかけジョンのトリビュートソングにしてしまった(実際は一緒にレコーディングしたのではなくテープの上での共演ですが・・・)と「ジョンの死が絡んだ感傷的な事柄」ばかり注目されがちですが、「♪君の曲はいいけど流行遅れだね・・・彼等はウンパパ(ニューウェーヴ、テクノのことか?)は欲するけど、フランク・ザッパなんかいらないんだ」と差し替えを要求してきた売上流行主義のレコード会社を当時流行っていたニューウェーヴ風のメロディーに乗せて皮肉った「Blood From A Clone」やブームに乗ってしまう当時の音楽シーンを皮肉った「Unconsciousnrss Rules」などが収録されジョージのアルバムの中ではもっとも攻撃的なアルバムで、かなりお気に入りの一枚です。しかしCCCDなので-1点。