もう、この作品は、前巻あたりから、
実は読者をかなり選ぶ作品になってきているような気がします。
思春期の危うい感覚をエロとともに表現した漫画、あるいは、
SMの構造はよく知らず、単純に上っ面だけの知識とその刺激を期待した漫画、
として読んできた層は、
そろそろ脱落してもおかしくありません。
どうにでもしてとすがりつく美少女佐伯を、
振り払う春日を理解できないなどと思ってしまうようでは、
この先さらに、この作品には共感できなくなっていってしまいそうな予感がします。
それほどコアな展開を予感させてしまいます。
そんな人は、隷属のシステムを文学で知るのも一興です。
いわゆる有名どころの海外古典は読みづらいという方は、
村上龍の一連の被虐嗜虐嗜好作品が読みやすいです。
乱歩の短編なんかもマニアックさは初級ですが、読みやすいです。
変態とひとくくりに言っても、こちらは行為ではなく心理的な枷が最もキモですから、
普通に変態的エロ展開を期待したら、肩すかしを食うかも知れません。
それだけ本格的という事でもあるのですが。
正直ここまでマニアックな展開になるとは思ってもみなかったので。
(少年誌ですよね。。。)
個人的観測では、春日が仲村には被虐、
その監修下により佐伯には嗜虐性をエスカレートさせるのでは・・
ネガとポジですから。
そして亜依はとりあえずは観察者、ですかね。
仲間に加われば、あの気の強さがとてもいい感じなのですが。
このまま、果たして限界まで表現できるのか、先が楽しみです。