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惜日(せきじつ)のアリス 単行本 – 2013/4/11

5つ星のうち 4.7 3件のカスタマーレビュー

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単行本, 2013/4/11
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商品の説明

内容紹介

高橋源一郎さん、千葉雅也さん、中森明夫さん、奈須きのこさん、武内崇さん大推薦&大応援。1984年生まれの新人が、文学を更新する!

新たなる「家族」と「性」の物語の誕生----「芸術のために」、そう言い残して「私」の前から姿を消した恋人・算法寺。
十五年後、左腕と右目を失った過去の恋人は、再び私の前に現れた。私にはその時、すでにナルナがいた。莉々花がいた。
二丁目のミックスバー・アテンションという居場所もあった。青髪さん、パイポマン、ヘルシア、分隊長……沢山の仲間もいた。
舞台に上がることの出来る人間は、限られている。

多くの推薦と、漫画家・中村明日美子さんの描き下し装画&イラストレイター・武内崇さんの応援イラストを携え、作家・坂上秋成、デビュー!!!!


☆各氏の推薦コメント☆
●高橋源一郎さん(作家)----傷つきやすく繊細で、でも強いハートを持ってて、しかもとびきりやさしいんだ。好きにならずにいられない、新しい小説をありがとね。
●中森明夫さん(作家・アイドル評論家)----村上春樹と高橋源一郎以降、途絶えたポップ文学を1984年生まれの青年が更新する。坂上秋成の登場は事件だ!
●奈須きのこさん(作家・シナリオライター)----胸を衝く、懺悔にも似た甘い郷愁。----いま言葉を刻む全てのわたしよ。
言葉とは本来、これほどまでに苦しいものだ。処女作には魔力がある。たとえどれほど言葉というものが無力でも、この作家の叫びは必ず遠い日のわたしを打つだろう。
●千葉雅也さん(批評家)----新宿二丁目の夜半には、実存の断面のみが輝いている。人生に全体はない。断面から断面へ。かつての勇気を忘れたかのように、今、別の勇気を出すのだ。

内容(「BOOK」データベースより)

新たなる「家族」と「性」の物語の誕生―。十五年後―左腕と右目を失った過去の恋人は、再び私の前に現れた。私にはその時、すでにナルナがいた。

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登録情報

  • 単行本: 232ページ
  • 出版社: 河出書房新社 (2013/4/11)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4309021794
  • ISBN-13: 978-4309021799
  • 発売日: 2013/4/11
  • 商品パッケージの寸法: 19 x 13 x 2.5 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7 3件のカスタマーレビュー
  • Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 286,064位 (本の売れ筋ランキングを見る)
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文芸批評家、坂上秋成氏の商業初単行本。小説。ん? なぜ小説なのだろうかと首をかしげつつ、読んでみました。しかし、どうにも感想を抱きにくい小説でした。

本書の帯には大きく「新たなる「家族」と「性」の物語の誕生」と宣伝文句が書かれています。

確かに、「家族」と「性」を取り扱っているなということくらいは読めば誰でもすぐ分かります。異性愛だけを扱った物語ではないという意味では新鮮味がありますが、そうかといって松浦理英子のような鋭さは持っていない。そこに子どもを持ってきたところが少し新しいと言えるでしょうか(それこそ「クォンタム・ファミリーズ」があるわけですが)。「新たなる」というほどの何があったのか、まだよく消化しきれていません。

それよりも、一読してすぐに気付くことは、この小説は小説についての小説であるということです。主人公は小説(のようなもの)を書いており、ある登場人物は「芸術」について語り、そして二人は語り合います。それはお互いが理解しあうための語りではないかも知れないけれども。なぜ書くのか。誰かに届けようとするのか。その意識は本書の通底をなします。そのあたりは、うがった見方をすれば文芸批評家の本領発揮という感があります。

また、そのようにして物語だけに捕らわれないということを示すかのように、本書
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感傷的で、理想主義的、そしてなにより、切実な作品だ。
デビュー作。荒削りだし、上手くはないかもしれない。
しかし、このリリシズムは、確かにかつて、私たちが馴染んでいたものだ。

無数のティーネイジャーたちが書き綴ってきた、忘れられたテキストに宿る詩情。
90年代〜2000年代初頭の、オルタナティブで徒花めいた感性。
つながりへの渇望、文学への熱意。
それらをまっこうから書いた勇気に、まずは称賛をおくりたい。

ときに砕ける文体、村上春樹の影響、"中二病"っぽさ、、
合わない人もいるだろう。だが、最近の小説はつまらない、軽いものばかりだ、
そんな風に感じる人こそ、応援するべき小説ではないだろうか。

なぜなら、この著者は、本当はまったく純文学的な書き手であり、
その批評的精神から、この文体と形態を選択しているからである。
閉じられ洗練されていくばかりの現代文学群よりも、
このように"外へ"そして"先へ"開いていこうという試みの方が、ずっと小説的ではないか?
私はそう思う。
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4時間ほどで読みおわった。

物語は60ページから始まる。

100ページから引き込まれて、160ページから読み進める手を止められなくなった。

この物語に出てくる人たちは、色んな家族を持っている。

特殊な関係ではあるけど、悩みや思うことはみんな同じなんだよね。

彼女らの空白の期間に何があったのかはわからないが、過去と現在、点と点は意外と早く結びつく。

物語の展開にも置いてけぼりは食わない。

なんというか、こういう家族いいなって思える話だった。

著者が家庭を持った時、どんな物語を語るのか楽しみです。

娘っていいなあ。
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