魔王・朝日奈さみだれの野望が、ついにトカゲの騎士・雨宮夕日以外の獣の騎士にバレてしまった。しかし、その野望を知った張本人、ヘビの騎士・白道八宵は、それを誰にも知らせない。
さみだれの母、朝日奈春子が帰国したことから始まる、朝日奈家の事情。親として生きることよりも医者として生きることを選択したかに見える母と、さみだれをひとりにしてしまったことを後悔する姉、そして、そういう事情を全て理解しながらも、やはり放っておかれたという寂しさから素直になれないさみだれ。
そんな3人の親子関係の中に、東雲半月の薫陶で成長した夕日が介入していく。その結末は。
人と人とのつながりが、誰かを大人にしていく。そんな気持ちが見える物語だ。
カバー下の表紙には、ふんどし姿の南雲宗一郎と、コスプレ全開タイガー白道八宵のカットがある。