内容(「CDジャーナル」データベースより)
ロシア出身の彼女のセカンド・アルバムは、定番ものに加えジプシー・キングスまでをも含んだスペイン音楽集。鮮やかなテクニックで感情の綾を繊細に、また開放的に歌っている。音も美しく、ストラディヴァリの中でもロシア国宝級の銘器“ヴィエニャフスキ”を使用しているという。
内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
何とも甘美なロマンティシズムが漂うアルバムである。アナスタシアという名前、伝説的な名器、スペイン色で統一された演目、そして奏者はモデル並みの美女……。本盤はロシアの若手ヴァイオリニストの中でも超有望視されているアナスタシア・チェボタリョーワのセカンド・アルバムである。彼女は94年の第10回チャイコフスキー国際コンクールで最高位に入賞して頭角をあらわしたが、今回のアルバムではロシアの国宝級の名器を貸与されての演奏ということからしても、国家的な期待度の高さが窺えよう。この楽器はかつてあのヴィエニアフスキが愛用した1720年作のストラディヴァリウスで、オイストラフやクレーメル、レーピンら歴史的名手たちの手にゆだねられてきた逸品。中・高音域のしなやかで甘美な音色は絶品で彼女のふるいつきたくなるような歌いまわしが冴えわたっているし、超絶技巧も凄みをまして聴こえる。妖艶なまでに魅惑的なアルバムである。 (斎藤弘美) --- 2002年05月号