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情報学的転回―IT社会のゆくえ
 
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情報学的転回―IT社会のゆくえ [単行本]

西垣 通
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

圧倒的なITの奔流をこえて、新たな人間文明の展望と可能性を切り拓く、渾身の語りおろし。本書でのべる情報学的転回とは、人間がコンピュータの奴隷になることへの異議申し立てにほかならない。とくに、その中でもっとも大切な「情報と聖性」について述べられている。

内容(「MARC」データベースより)

「情報学的転回」とは、われわれの世界観や人間観、さらにそれらを支える知の枠組みそのものが、従来とは大きく異なっていく、ということです…。圧倒的なITの奔流をこえて、新たな人間文明の展望と可能性を切り拓く!

登録情報

  • 単行本: 247ページ
  • 出版社: 春秋社 (2005/12)
  • ISBN-10: 4393332423
  • ISBN-13: 978-4393332429
  • 発売日: 2005/12
  • 商品の寸法: 19 x 13.2 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 5.0 人間がロボットの奴隷にならないためには?, 2006/1/10
レビュー対象商品: 情報学的転回―IT社会のゆくえ (単行本)
コンピュータ、情報、コミュニケーションを切り口に、文系と理系の狭間で刺激的な本を出し続けている西垣通・東京大学大学院情報学環教授の“語りおろし”作品。気軽に西垣・情報学に触れることができる本です。

タイトルの「情報学的転回」とは、20世紀に起きた「言語学転回」に続く21世紀に期待される転回です。

「言語学的転回」は構造主義言語学によってもたらされ、「人間(主体)から言語へ」「歴史から構造へ」「実体から関係へ」といった変化を起こし、白人による欧米文化の優位性を否定しました。

そして「情報学的転回」とは何か? それは人間が「生物の一種」であると認めることに始まり、言語学転回が有色人を含めた人間尊重につながったのに対し、あらゆる生命の尊重をめざすものです。

多くの人は「情報」と「生命の尊重」がなぜ結びつくのかわからないかもしれません。そのためには、まず「情報」とは何かを知る必要があります。詳しくは『こころの情報学』等の著書で詳しく解説されていますが、「情報」とは「生物にとっての意味作用」、つまり生物にとって意味のあるものなのです。

情報を扱うITは本来であれば人間の生命力を活性化するために用いられるものです。しかし、実際にはITが人間をロボット化する方向に進む現代のIT文明に、著者はユダヤ・キリスト教の世界観=「宇宙すべてが神の言葉にしたがって普遍論理的にできている」との密接なつながりを発見します。

人間がロボットの奴隷にならないために、「聖性」と情報とのかかわりに向き合い、「情報学的転回」の必要性を訴える著者が注目するのは古代インド哲学。オートポイエーシスの考えも引用しながら、そこに新しい可能性を見出しています。

文系と理系にまたがる著者ならではのダイナミックな議論が、われわれに現代社会、そして自分自身について深く考えさせます。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 情報学的転回とユダヤ=キリスト教からの転回との関係とは?, 2007/9/29
レビュー対象商品: 情報学的転回―IT社会のゆくえ (単行本)
20 世紀には「言語学的転回」がおこったのに対して 21 世紀には「情報学的転回」がおこると著者はいう.そして,情報学的転回とは人間がコンピュータの奴隷になることへの異議申し立てにほかならないという.これは直観的には納得のいく話である.しかし,著者はこの転回のもととなる IT (情報技術) をユダヤ=キリスト教とむすびつけて,その転回 (ユダヤ=キリスト教の相対化) を議論している.日本人が IT で欧米ほどの成果があげられない原因も日本にこの一神教がないことにもとめている.キリスト教と資本主義との関係はしばしば指摘されているが,IT との関係を指摘するなら,もっと精密な議論が必要だろう.現代において情報学転回がもとめられると同時にユダヤ=キリスト教からの転回ももとめられているかもしれないが,本書で論じられているようにオートポイエーシスを媒介としても,私にはこの 2 つがむすびつけられない.
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0 かなり無理があるのでは?, 2008/6/23
レビュー対象商品: 情報学的転回―IT社会のゆくえ (単行本)
率直にいって、コンピュータという技術論と宗教論や哲学や言語論
を無理やり結びつけた印象が強い。
宗教論や哲学や言語論は、一般的に言われていることなのだが、そ
れを単なる道具の位置づけにあるコンピュータを結びつけるから、
どうしても腑に落ちない。だから、あまり知的に感心したり、満足
することはありませんでした。

ITを過大視しすぎて、ITに翻弄されているのは、筆者自身じゃ
ないのだろうか?
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