2010春の試験対策にと購入しましたが、
良くも悪くも「合格への最短距離」を提供している参考書だと思います。
”情報処理教科書”の目的をきちんと果たしているため、評価は★5つ。
しかしながら、この本が合う/合わないは受験者によって分かれると思います。
残念ながら、私自身は後者の立場です。
まず、この本は読み物に徹していません。解説文の途中に過去問題を提示され、
曰く「試験問題を通じて求められるレベルを確かめよう」。無論、学習上重要なことですが、
参考書を読む時間と演習の時間を峻別して学習している身としては、余計なお世話。
解説文も良く見ると、記述式を何問か解いたり、練習論文を何本か書いたりすることを通じて
ようやく見えてくるセオリーが、いきなり断定的に書いてあり、眉をひそめる思いでした。
消化不良を起こす読者も現れるのでは?と心配にもなりました。
そんなわけで、本文は途中で読むのをやめ、付属CD−ROMの解答用紙を中心に使いましたが、
こちらも解説を見ると採点基準があまりにもはっきり書かれていて、本来受験者本人が学習の
過程で結論を導き出すべき事項にそこまで手を出すか・・・と辟易しました。
以上、本書は何から手を付けて良いかわからない受験者にとっては「最短距離」を提示してくれる
最高の教科書であることは間違いないですが、自身の学習スタイルを確立している受験者や
試験対策を通じて併せて知識体系を整理したいと思っている受験者には、クセが強すぎて合わない
ケースもあるので要注意です。