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情報セキュリティ技術大全―信頼できる分散システム構築のために
 
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情報セキュリティ技術大全―信頼できる分散システム構築のために [単行本]

ロス アンダーソン , Ross J. Anderson , トップスタジオ
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

商品説明

   錠前を破ろうとする輩(やから)を防ぐには、錠前の構造を徹底的に秘密にするのがよいのか、それとも錠前の構造を周知させることで正しい防護を行えるようにするべきなのか。いずれがよいか結論づけることは難しい。しかし、いかにすぐれた技術でも、技術を極端に秘密にしたため、周囲の進歩についていけずに陳腐化することは往々にしてあるし、多くの人間の目にさらされないぶん、もろい面を持ち合わせてしまう可能性が高いのも事実であろう。

   この思想に基づき、本書では、情報セキュリティについて、あらゆる面から解説を試みており、いわゆるソフト的なネットワークセキュリティのみならず、ハードウェアに依存する部分や日常的に使われる暗証番号などのセキュリティ、さらに政治的な情報戦略についても広く論じている。

   全体は3部構成になっており、第1部では、プロトコルやパスワード、アクセス制御などセキュリティに関する基本的な知識を紹介している。技術的な内容はもちろんのこと、それぞれの分野で問題となる部分(心理的側面や環境的な要因など)もきちんと解説されている。第2部では、核の制御、医療カルテシステム、ATMなどのセキュリティが実際に応用されている例について解説しており、軍事レベルでのセキュリティ確保の問題からDVDなどの著作権保護技術に至るまでを広範に取り上げている。

   第3部ではさらに大きな規模の話題に踏み込み、組織や政治レベルの視点からセキュリティを論じている。各国が行っている情報戦略、機密を守るための政策などのほか、プロジェクトや組織内でのセキュリティをマネジメントするうえでの問題点、システムのセキュリティ評価と保障についても取り扱っている。

   コンピュータセキュリティ、ネットワークセキュリティといった特定分野のセキュリティの知識だけでは情報セキュリティの専門家とはいえない。広範な内容を体系立てて解説している本書は、情報セキュリティの専門家を目指す人におすすめ。(斎藤牧人)

内容紹介

情報セキュリティの世界的権威が、ハード/ソフト/制度の側面から技術を体系的に整理した教科書です。百戦錬磨のセキュリティの「プロ」をめざす技術者にとって、不可欠な知識を網羅しています。最新事例を数多く紹介すると同時に、歴史的視点からの解説も豊富で、個別要素の背景にある本質的概念が理解できます。すぐには古びない「基本」をしっかり身に付けるのに役立ちます。 「暗号」「ウイルス」「OS」など個別の断片的知識だけでは、高度化する攻撃に対抗しきれません。悪意ある緻密な敵が、巧妙なタイミングで最悪の結果をもたらすように、繰り返し働きかけてきても正常に機能する本書は、そんなシステムを設計するために必要な一冊です。

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カスタマーレビュー

最も参考になったカスタマーレビュー
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 セキュリティ開発者必読 2003/6/2
一見、流し読みすると大学の講義のような内容ですが、セキュリティの実装と運用を考える上で必読となる本の1つだと思います。歴史的な教訓がふんだんに盛り込まれ、ネットワーク・セキュリティに絞らず広範な視点からセキュリティの本質を論じている良書です。

歴史的な実装事例から語るうえで、軍事、金融、医療のセキュリティが事例の中心となってしまうのはやむを得ないかと思います。今日ホットな情報セキュリティ技術を効率的に概観したい向きには、ちょっと合わないと感じるかもしれません。

現在の多くの攻撃手法がプロトコルの実装・運用の穴を突いています。開発側が付け焼刃の知識を得て盲目的にセキュリティ技術を実装するだけでは、まったくもって対策が出来ているとはいえないでしょう。そういった意味では貴重な示唆を与えてくれます。

このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 技術と作業 2008/4/23
By kaizen #1殿堂
安全、安全は、技術だけで防げるものではない。どういう作業手順にしているか。
それは開発だけではなく、利用(運用)手順も重要ではないでしょうか。
そのためには、ありとあらゆる事象について、情報収集しておくことが大切で、古くなったとはいえ、本書もその一つとして利用するのがよいのではないでしょうか。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 満ちあふれるヒント 2008/2/26
By voodootalk 殿堂入りレビュアー トップ100レビュアー VINE™ メンバー
Amazon.co.jpで購入済み
邦訳は2002年9月リリース。原題は『Security Engineering: A Guide to Building Dependable Distributed Systems 』。2008年4月14日、待望の第2版が第1版の約2倍の1,080ページでリリースされる。

おそらくセキュリティというものを多面的かつ深淵にこれほど具体的凡例を備えてつまびらかに体系化した本はないだろう。希薄な説明はまったくなく、満ちあふれるヒントで頭が活性化する。原著の執筆は2000年でありながら、2008年の今の状況、たとえばDVDのセキュリティとその市場動向をものの見事に予言している。故にこの本の第2版が未来を見事に言い当てるであろうことは今から予測可能だ。この本以上の解説書はないと断言できる。

この本の唯一無二の欠点は執筆が8年前であるというただその一点のみだ。ひたすら前進するネットワークの世界で8年という月日は余りに長い。だからこの第2版の邦訳を可能な限り早く出して欲しい。いくら出しても手に入れたい一冊だ。
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