国際政治学者として安倍晋三内閣の参謀を努めた著者。
他の著作でもそうでしたが、安倍内閣の業績をアピールする記述が散見
されるのはご愛敬として、3.11大震災後の日本を生きる我々にとっては
避けられない「情報リテラシー」習得への入口を開いてくれる良書と
思います。
他レビュワーも書かれていますが『坂の上の雲』に代表される司馬遼太郎
史観は、国際的陰謀や諜報機関による情報操作等を完全にネグレクトした
歴史観です。多くの財界人が司馬史観に依拠した価値判断をしているが
ために、日本は国際政治の中でも非常に危険な立場に追いやられている
事に多くの人が気づくべきでしょう。
各々、知識水準次第でメッセージを読み取れる本著は、各人、教科書の
ように持ち歩いて目を通すべき一冊と考えます。お薦めです。