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情報への作法 (講談社プラスアルファ文庫) [文庫]

日垣 隆
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商品の説明

内容説明

徹底した現場主義だからこそ見えてくるもの世の中は、現地に行かないとわからないことだらけ!スタジオでくだらないコメントを繰りかえす「専門家」が跋扈する昨今、本当に信用できるのは現場を見てきた男

内容(「BOOK」データベースより)

本書は、「表層的な人物紹介や商品開発自慢や整理術のような枠から思いきり抜け出して、真摯で感銘深い人生ドキュメント」として、1997年に出版された『情報の技術』の復刊文庫版である。今日読み返すと、時代はすべて「この本」に書かれた通りになった。徹底した現場密着主義が生みだした、永遠に読み継がれるべき25本のルポルタージュ集である。

登録情報

  • 文庫: 512ページ
  • 出版社: 講談社 (2011/9/21)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062814331
  • ISBN-13: 978-4062814331
  • 発売日: 2011/9/21
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 2.0  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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【1】全体的な内容について

1994年〜1997年にかけて発表された,25本のルポを集めた本。全体的に,新聞記事か,それ以下の床屋政談のレベルである。第23章(たかが部活のために)は,せいぜいが家族新聞,あるいは異常に長い新聞の投書。第12章(キューバ紀行)では現地で出会った十代の女の子とのハードボイルドな「対話」が掲載されている。正直キモい。

ひどいのは論旨の展開が横着なところだ。言っていることもよく分からない。第1章では「パラダイム転換」をどのような意味で使っているのかが不明だし(p.27),長野五輪組織委員会が「円高により財政計画の立直しが先決」と述べたのに対する,「もしそうだとすれば,およそ日米両国以外ではオリンピックなど今後開催できない」(pp.141-142)との反論も,一体何を言わんとしているのか。特に第6章(アナクロな教室)は,私はまったく理解できなかった。明治以来の日本の教育制度を批判したいらしい。分かるのはそれだけである。

ルポというものは内容的に見て,一般に知られていない事実を明らかにする部分と,その事実を基にしてひとつの意見を述べるという部分に分かれる。前者を重視すれば新聞記事に近づくし,後者を重視すれば評論家やコラムニストの文に似てくるわけだが,著者には後者の力が決定的に不足している。前者に軸足を置いたルポ,たとえば第8章「橋本大二郎の技術」などは,それなりに読める。

【2】第19章(DNA捜査の落とし穴)について

第19章については,ちょっと詳しく述べさせてもらう。というのも,このルポは本書の中でも特に高い評価を得ているように思われるからである。また,本章該当部分は現在,著者のウェブサイトで全文が無料で閲覧できるので,本書を買う際の参考にもできる。

第19章は足利事件について書かれている。足利事件とは,1990年に栃木県足利市で女の子が誘拐・殺害された事件において,DNA型鑑定で被疑者(菅家利和)が逮捕・起訴され有罪判決が確定したものの,その後鑑定の証拠能力が否定されるなどして無実が判明したという冤罪事件である(2010年3月26日再審無罪判決)。著者によれば,冤罪の「全証拠は,15年ほど前に私が本書に(当初は月刊誌に)克明に解き明かしたとおり」であり,「自分で言うのも何ですが完璧な仕上がりとなっています」(p.6)。

しかし,わずか18ページの記事で冤罪が証明されているとは言い難い。要するに説得力に乏しい。本章を読んで納得してしまった人は,「菅家さんが無実だった」という,事後に判明した事実を暗黙の前提として読み込んでしまっているのである。たとえば,菅家さんは取調べのときに警部から暴行・暴言を受けたと書かれているが(p.374,p.380),この情報源は菅家さん本人であって真実かどうかは分からないし,真実だとしてもそのことが当然に菅家さんの無実を導くものでもない。つまり「菅家さんは実は無実だったんだよ」「えっ。でも捜査段階で自白してたはずだよ」「その自白は強要されたものだったんだよ」という文脈において意味を持つのであり,「菅家さんは無実なんだよ」「えっ。なんで?」「自白が強要されたからだよ」では論理が飛躍している。自白の強要=無実ではないのである。自白を問題にするならば,「秘密の暴露(捜査機関の知らない,真犯人だけが知っている事実)」の不存在を取り上げるべきなのである。なお,冤罪(無実)と無罪は意味が異なる点にも注意。DNA型鑑定の証明力に関する記述(pp.370-373)も不十分だ。

しかし,そうだとしても結局菅家さんは無実だったのだから,その先見の明は評価されても良いではないか? 本書が,いつ,どこに発表されたかは『情報への作法』にハッキリと書かれていないが,『秘密とウソと報道』には,月刊誌『RONZA』1996年8月号に書いたとの記述がある(p.122)。再審無罪判決より13年以上前だ。

しかし,実は,これよりも前に公表されたルポが,少なくとも3つある。

 A:「ルポ足利事件 DNA鑑定の怪」(三浦英明,『法学セミナー』1994年3月号)
 B:「一審有罪『足利幼女殺人事件』の謎を追え DNAは真犯人を明かしたか」(小林篤,『現代』1994年12月号)
 C:「揺らぐDNA鑑定」(NHK,ETV特集1996年2月2日放送)

かつて冤罪(と思われる)事件は,真犯人と誤認された人の氏名を冠して呼ばれることが多かった。免田事件などがこれに当たる。が,やがて人名ではなく,事件現場の地名で名付けようという空気になっていった。志布志事件や飯塚事件,そして足利事件がそうだ。国立国会図書館のウェブサイトの雑誌記事索引検索で,「足利事件」をキーワードにして調べると,最も古いものとして上記記事Aがヒットする。つまり,遅くとも本章が公表される2年以上も前から,この事件は冤罪ではないかと言われていたわけだ。

今私の手許には,記事Aと本書がある(BとCは手に入らなかった)。おそらく,著者は本章を書くに当たって,記事Aを参照しただろう。なんといっても本書のあちこちで「情報の技術」を説いて,自身の調査能力を自慢しているのだから。それに,内容も結構重複しているのである。本章では,DNA型鑑定の不手際と資料の捏造疑惑(pp.371-372),証明力に対する疑義(p.373),自白の強要(p.374),事件を契機とする予算獲得作戦(p.374)などが書かれているが,これらは記事Aにおいて,すでに詳細に示されている(それぞれp.22-24,p.23,p.20-21,p.24)。もちろん,同一事件を同一視点で書いている以上,内容が似るのは仕方がない。しかし先行業績がある以上,本章をもって著者に先見の明があるとは言い難いし,ましてや足利事件の冤罪を完璧に証明したものとは言えない。

記事Aは,大幅に加筆修正されて『DNA鑑定―科学の名による冤罪』の第4章に再録されている。記事Bは,他の記事と合わせて,なぜか『現代』の発行元である講談社とは別の出版社から出版された(『幼稚園バス運転手は幼女を殺したか』)。理由など知る由もないが,少なくとも,講談社には先見の明は無かったことになる。再審無罪判決が確実という段になって,『足利事件(冤罪を証明した一冊のこの本)』として再度講談社から出る運びとなった。

【3】出版に至る経緯などについて

本書の出版に至る経緯は,本書に関するクチコミ欄にあるとおりだ。1997年に出された『情報の技術』の「再」文庫化である。それが悪いとは言わないが,ならば本書のタイトルを変えるべきではないだろう。より分かりやすく改題するなら分かるが,「情報への作法」というのは,日本語として意味不明だ。しかも,本文では「学校教育におけるリテラシー(情報の技術)」(p.124)とか,「読み書き表現するというリテラシー(情報の技術)」(p.203)など,改題前のタイトルを思いっきり引きずっているのである。ただひたすらに中途半端である。

私が編集者ならば,本書のうち読むに値するものを何本かピックアップして,著者に追加の取材をさせた上で各記事を2〜3倍の分量にして1冊の本に仕上げる。たとえば第2章「被災者報道」は,1995年の神戸の大震災に直面した地元のラジオ局を追いかけた,本書の中では最も優れたドキュメントだ(タイトルも秀逸)。著者は2011年3月の大震災の後,被災地を何度も訪れた旨述べているのだから,16年前の神戸の震災と比較対照した読み応えのあるルポが書ける筈である。なぜそういった工夫をしないで同じ本を何度も出すのか?

せめて,時間の経過とともに不適切となった記述の修正くらいはしておくべきだろう。1点だけ挙げておく。第15章(「島田裕巳問題」を解く)に引用されている日刊スポーツの記事(pp.294-295)の内容については,その後両者の間で裁判上の和解が成立し,日刊スポーツは同記事が事実無根である旨の訂正記事を出している(1999年6月13日付)。本書の中では島田裕巳が「告訴」(p.295)したとだけ書き,記事の真実性についてはありふれた感想しか述べていないが,実際は刑事の告訴ではなく民事の損害賠償請求であり,しかも決着もついているのである(以上につき『オウム-なぜ宗教はテロリズムを生んだのか-』pp.390-393,p.504)。本書のような書きぶりでは記事により名誉を傷つけられた島田さんに関して再度のいらぬ誤解を招くばかりか,過ちを認めた日刊スポーツに対しても敬意を欠く。この程度の事実経過くらい,簡単に調べられるだろうに。優秀なスタッフはいないの〜?

以上のとおり,内容はもちろんのこと,文庫化する意味も全くないという点で,本書は評価に値しない。★1つ。

※2011/10/22追記:内容を微修正しました。また,このレビューのコメント欄で,上記【2】につき,さらに掘り下げた検討がなされているので,御覧ください。
このレビューは参考になりましたか?
117 人中、108人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
非常に残念な本です。他の方もクチコミやレビューで述べているいるとおり、この本は1997年に朝日新聞社から出版された「情報の技術」を文庫化したものです。雑誌掲載は1994年から97年の「論座」です。これを酷評されるレビュアーもいらっしゃいますが、私はこの親本を出版時に評価していたならば、多少ムラがあり論旨がはっきりしない点もありますが、星三つもしく四つぐらいは与えて良いと思います。ただ、本書を今時点で評価するならば星一つです。その理由は、著者もまえがきで述べているとおり、元の本に手を加えておらず補足的な追記も全くしていない点にあります。

人の姿をその時点で切り取って活字にしたルポライターとして、その本を再度刊行するにあたり、最新の知見や事実を付け加えないというのは、取材対象者にも失礼でしょう。これが絵画、彫刻などの芸術作品や、創作の分野に属するフィクションならば、手を加えられないというのはあり得るでしょうが、ルポルタージュという性格上、長い年月が過ぎたならばそれに応じた更新は不可欠です。第9章のALS患者、第20章の記憶障害の講談師、彼らのその後はどうなったのでしょうか?特に第9章では「半年に一度は、必ずこれからも遊びにいきますね。」と対象者へのメッセージまで書き添えていたのに?

年月というのは時に無慈悲です。取材対象となった方、とくに闘病中の方や障害と戦っていた方がはかばかしい成果を挙げられるとは限りません。取材したならば悲しい現実と向きあうことがあるかもしれませんが、それは一度は取材者と取材対象者として向き合い、その姿を世に知らしめた者の責任だと私は考えます。わずか数行の追記さえもが出来ない者が再刊すべきではありません。

まえがきには、補足の原稿を何度も書いてみたが蛇足にしか思えなくなった旨が書いてありますが、それは、端的に言えば「取材」をしていないからでしょう。取材の裏付けなしに付け足しの原稿を書いてもそれが蛇足にしかならないのは当たり前です。

著者が最近、取材の裏付けの無い架空記事を書いているのではないか、という疑念については、『著者の「現場」に疑念あり』と題してこの本に対する「クチコミ」として書きましたので改めて申し上げませんが、ぜひ参照していただきたい。スマートフォン、携帯電話等からでは見えないようですが、PCのブラウザでみれば、このレビューのずっと下の方にあると思います。

私は、著者の上に流れた十数年という年月の残酷さに恐怖せざるをえません。

なお、親本と文庫本への間に以下に示すように修正がされているのを発見しました。
(改行位置等もそのままに書き写しています)

-「情報の技術」日垣隆著 p.225 第14章 六法よりも奇なり
 私にとって、二十代で経験した三度の失業など、十代で耐えねばならなかった弟の事故死や、その弟
の学校事故を巡って裁判を両親が起こしたという身近な出来事もあってか、法曹界をめざすようになっ
た兄が二十歳で精神分裂病を発症しまだ治癒せぬこと、などに比べれば全然どうということはなかった。

-「情報への作法」日垣隆著 p.266 第14章 六法よりも奇なり
 私にとって、二十代で経験した三度の失業など、十代で耐えねばならなかった弟の死や、
その事件を巡って裁判を両親が起こしたという身近な出来事もあってか、法曹界をめざすよ
うになった兄が二十歳で精神分裂病を発症しまだ治癒せぬこと、などに比べれば全然どうと
いうことはなかった。
-
この件について述べると長くなりますので、いずれ日を改めてコメントしようと思います。
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60 人中、56人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
私は『情報の技術―インターネットを超えて』は持っていました。それ自体の感想としては、「半分位は面白く読めるけれども、テーマに一貫性が乏しいので、一冊にまとまってしまうと興味の持てないものもあり、全部を面白くは読めないな」という感想でした。
驚いたのはこの本が加筆なしで再び新刊として出されるということでした。内容を知っているだけに、その宣伝の仕方を含めて言いたいことがあります。内容についてはクチコミやレビューのコメントに言いたいことをほとんど書いてしまいましたが、遅ればせながら本書を購入しましたので、まえがき・あとがき部分を含めてレビューとして投稿します。

まず、本書は1997年に出版された『情報の技術―インターネットを超えて』の二度目の文庫化であり、まえがき・あとがき以外に加筆がないと著者は書いています。実際は『情報の技術』から修正された記述があるのですが、それは他の方が触れているのでここでは触れません。

【本書には納得できない】

本書のまえがきには、《私は、どの章にも新たに書き加えるべき言葉を必要としないと判断するに至りました。》と書かれています。他の方も指摘されていますが、私もこれには納得できません。他のレビューやクチコミで触れていない点を二つ挙げておきます。

・第5章ではNIFTY SERVEの入会方法や操作方法が細かく説明されているが、既にNIFTY SERVEはサービスを終了させて久しい
・第9章で東北大学の半田康延教授が登場するが、その後に起きた北陵クリニック事件に全く触れず、その後の患者の病状の経過や健康状況なども補足されていない

これらに対し、書き加えるべき言葉を必要としないとする感覚が私には理解できません。

【本書では何を予想したのか】

ダダ漏れ民主主義 メディア強者になる!』のあとがきに次の記述があります。
《自分で言うのも何ですが、15年ほど前に書いた『情報の技術』(朝日新聞社、月刊誌「論座」の連載は1994年から。出版は1997年)を読み返すと、その25章すべてが現在、そこで書いた通りになっていました。》(漢数字は算用数字に改めた)
なお、このあとがきは著者の公式サイトに全文掲載されています。

さらに、『電子書籍を日本一売ってみたけれど、やっぱり紙の本が好き。』の29ページには次のように書かれています。
《さらに言えば、この『情報の技術』という本は、後々まで「'95年にすべてを予測していたのはすごい」と言われた本でした。自分で言うのもアレですが、「そうだろ?と思います。》

そして、本書の商品の説明では、《今日読み返すと、時代はすべて「この本」に書かれた通りになった。》と書いてあります。この文はアマゾンのページにも掲載されています。

本書の23章は著者がソフトボール部のコーチとして奮闘する話です。《その25章すべてが現在、そこで書いた通りになっていました。》というならば、この章で著者は一体何を予測したのだろうか。第9章では東北大学の半田康延教授が登場するが、北陵クリニック事件を予測しているわけでもなければ、第19章で被疑者の無罪を予測しているわけでもない。DNA型鑑定の証拠能力について疑義を正しているだけです。

それが問題だと言っているわけではありません。ルポルタージュですから、予測をする必要はありません。ただし本書を上記のように未来を予測した本として宣伝するのは問題があると考えます。

足利事件について現在何かを読みたいのであれば、『ダダ漏れ民主主義』の編集者が薦めている『足利事件(冤罪を証明した一冊のこの本) (講談社文庫)』や、彼が現在編集している『g2 ジーツー vol.8 (講談社MOOK)』を読んだほうがよいでしょう。g2はウェブサイトである程度記事を読め、会員登録(無料)をすることで記事全文を読むことができます。

【電子書籍化の時期】

本書の「文庫本のためのあとがき」には次のように書かれています。
《本書は、まず朝日新聞社の月刊誌(1994年12月号〜1997年7月号)に連載され、それらがまとめられて単行本になり(同前、1997年10月刊)、次いで文藝春秋から文庫化され(2001年3月刊)、それぞれ版を重ねて2008年には電子書籍として蘇りました。》(漢数字は算用数字に改めた)

つまり、この本が電子書籍となったのは、2008年であったとのことです。しかし、次の疑問があります。

1. 著者の公式サイトでの『情報の技術』電子書籍版の販売開始時期
メールマガジン「ガッキィファイター」2009年6月8日号(第321号)では 《私のサイト(「ガッキィファイター」)では、絶版本をすべてPDF化して読んでいただけるように作業を進めています》 とPDF販売準備中の告知が出ており、著者の公式サイトで売っているPDFのうち一番古いものは「絶版本電子書籍」の『されど、わが祖国』です。その後、メルマガの2009年10月6日号(325号)でPDF販売開始を告知しています。その後、第332−0号(2010年1月24日配信)で《私の代表作『情報の技術』について》という告知が登場し、第332号(2010年2月1日配信)に《電子書籍『情報の技術』(2,650円→特価1,500円)》と販売告知が載ります。これらは著者の公式サイトですべて確認できます。

2. ボイジャー理想書店での『情報の技術』電子書籍版の販売開始時期
公式サイト以外では、ボイジャー社の理想書店で『情報の技術』の電子書籍版を取り扱っています。理想書店では販売開始時期(登録日)を明らかにしていないため、まず問い合わせをしてみました。回答はありませんでした。
しかし、次の方法で大体の時期はわかります。まず理想書店で「日垣隆」を検索し、登録日降順でソートします。すると、『情報の技術』より前に『裁判員制度を笑う』という商品が登録されていることがわかります。これの詳細を見ると、この商品は《2009年3月20日》の講演会を元にしている、と書かれています。ということは、『情報の技術』の登録日は少なくともそれより後であることがわかります。

では、『情報の技術』の電子書籍版をどこで「2008年に」取り扱っていたのでしょうか?

手抜きの編集、おかしな宣伝、不明瞭な実績の記述、これらにより「悪くない」本であったものがメチャクチャにされてしまったことはまことに残念ですが、それらはすべて著者が引き起こしたことと考えます。
いまこの内容を読むなら古本か図書館で十分です。買う時は、目次くらいは確認した方がよいでしょう。何しろ、この本は14年前の本ですからね。

(2011年11月8日追記)
以下のように誤字を修正しました。
修正前:まえがき・あとがき以外に加筆がないと筆者は書いています。
修正後:まえがき・あとがき以外に加筆がないと著者は書いています。
また、【電子書籍化の時期】について詳細な内容をコメントとして記述しました。
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