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情報と外交
 
 

情報と外交 [単行本]

孫崎 享
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,575 通常配送無料 詳細
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情報と外交 + 日米同盟の正体~迷走する安全保障 (講談社現代新書)
合計価格: ¥ 2,373

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商品の説明

内容紹介

情報をどう収集し、どう分析するか。そして、どう伝えるか──
組織が情報に対して真摯に向き合うとき、担当者が工夫しなければならない課題は多い。
著者は日本の外交官のなかで数少ない情報職域のプロとして、
ウズベキスタン、イランの全権大使などを歴任しつつ、
国際情報局長として日本外交の情報能力をブラッシュ・アップした人物。

外務省はなぜニクソン・ショックを予測できなかったのか。石油ショックは。
イラン・イラク戦争の終結は。ベルリンの壁崩壊は。調査の結果、
たどりついた結論は明白だった。ヒントはあったのに、ことごとく見逃していた。
この反省から出発して、著者は情報体制の刷新に取り組む。
上層部の支持と有力者の無理解、現場からの反発……。

本書は、著者の実体験を交えて、情報とは何か、情報体制はどうあるべきか、
情報マンの心得とはを刺激的に提言するとともに、著者自身が拠り所とした
「情報分析の鉄則10」を披露する野心作。

内容(「BOOK」データベースより)

CIA、旧KGB、MI6等々、数多くの情報機関と交流した著者が抱いた疑問―それは日本はほんとうに情報を必要としているのか、だった。元・外務省国際情報局長が明かす国際諜報戦争の真実。

登録情報

  • 単行本: 237ページ
  • 出版社: PHP研究所 (2009/10/22)
  • ISBN-10: 4569774253
  • ISBN-13: 978-4569774251
  • 発売日: 2009/10/22
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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22 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 不思議な魅力のある、情報の第一人者の回顧録, 2009/10/28
レビュー対象商品: 情報と外交 (単行本)
不思議な面白さのある本。ノウハウ本の体裁を持った回顧録である。

構成は、副題にある通り10の鉄則を章立てにしたかたち。情報に携わる人、組織はかくあるべしということを、主に著者の経験をもとに例証している。数時間で読める頁数で、同じことの繰り返しがあったり、前著「日米同盟の正体」との重複もあるが、それでも、興味深い話が沢山詰まっている。

ノウハウ本としては、個人レベルでは「情報収集→分析→報告」をいかに鍛えるべきか、組織レベルでは「情報共有と政策に反映させる仕組み」をいかに作り運用していくべきかを述べた本と結論づけることができる。

回顧録としては、自分の業績を並べ立てるようなものとは対極にある本だ。教訓を引き出すためか、失敗についていくつも触れている点が興味深い。自身が石油危機のサインを見逃したこと、政府がニクソン訪中やベルリンの壁崩壊を読み切れなかったことについて、反省点を書き出している。また、イラン革命、日本の湾岸戦争への貢献に対する評価などについて、定説と異なる見方を披露している。

そして、この本は「提言の書」でもあると思う。恐らく、著者は情報分野での仕事、特に組織構築にやり残し感が強いのだろう。安全保障の舵取りが難しくなる中で、情報機能を如何にするべきなのか。著者の考えは、第10章(最終章)に冷静な筆致でまとめられている。
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 日本外交における情報職域の第一人者が語る情報のノウハウ!, 2009/12/15
By 
ふとあご (東京都) - レビューをすべて見る
(トップ1000レビュアー)   
レビュー対象商品: 情報と外交 (単行本)
外交官として各国の要人や大使、MI:6やCIA、KGBなどの情報機関と接触してきた情報職域の第一人者である著者による
ノウハウが自身の経験談とともに詰まった内容である。
中東やロシアなどいろいろと問題のある国へ駐在する中で国家戦略の転換などに直面した経験から習得した情報収集
のノウハウが遺憾なく紹介されている。

【情報収集のノウハウ】
・現場での情報を大切にすること
・インターネットでポイントとなる機関やメディアを押さえておけば各国(特にアメリカ)の温度感はとらえられること

【情報活用のノウハウ】
・外交においては米国への影響を考えること
・ポイントをまとめること
・情報は共有し、様々な視点からとらえること

上記のような情報収集・活用方法は当たり前のようなことに感じられるが、著者の圧倒的にリアリティのある経験談を読めば、
十分に納得させられる。

また、これほど重要な情報なのだが、日本では前著である「日米同盟の正体」でも著者が主張しているとおり、情報活用収集力
の脆弱であり、外務省の体制に起因する部分もあるようである。
日本を今後どのような国にしていくのかという根幹的な戦略を描くとともにそのために必要な情報を収集し、活用できる体制を
整えていくことが急務であると感じさせられる。
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5つ星のうち 5.0 情報マンの情報を少しだけだが吸い取れる本, 2011/12/27
レビュー対象商品: 情報と外交 (単行本)
著者の既発刊本との一部重複はあるが、相変わらず刺激的なところが多く、ハードカバーだが量的には新書程度かそれ以下なのですぐ読めて面白い。推薦ウェブサイトも参考になった。
特に印象的だったのは、
-現場に行け現場に聞け・・ロシア留学時代は「勉強はしない。徹底してロシア人学生とつきあおう」ことを目的にした。現場の人が何を考えているかを知ることが肝要。
-フォーリン・アフェアーズの論文は、米国政府の新たな動き・米国政府のエスタブリッシュメントが示す方向性を知るために読むもの(たとえ内容が粗くとも)。なぜなら、米国には世間一般の世論と指導者層の世論があり、後者の支持を得る手段が同誌だから。
-ホワイトハウスのサイトでbriefing room/ press briefingsを毎日30分費やしてみれば、報道官と記者のやり取りがビデオで見られて、ホワイトハウスと記者のやり取りを追っかけられ、報道官の表情も含めて見れば、米国政策のニュアンスすら伝わる。
-モニカ・ルインスキー事件も米国人が米国大統領にしかけたハニートラップ
-世界の安全保障関係の方向性を示すのが、年一回開かれるミュンヘン安全保障会議:欧州と米国の安全保障マフィアの会合
-ブリーフィングは15秒で話せ。最も言いたいことは15秒に入り、聞き手も集中できるのは15秒、この繰り返し。説明が長いのは×!
-SWOOPはCIAの元分析官等が運営するサイトで価値大(確認したらサイトに日本語訳もあり!)
-外務省公電の400字「要旨電報」制度は著者が導入の端緒を作った。
-情報収集は時に命がけ:駐在武官やその夫人が、交通事故を装った妨害に遭ったこと
など。最後に、「米国の優位性の後退と中国の力の上昇に、(中略)(日本は)否応なしに、独自の情報能力が問われる時期が来る。ほんとうはその日に備え、日本は情報機能を強化すべき時期に入っている。」と結んでいるが、著者が途中で述べているように、「『安全確保はアメリカの手で』」という考え方の中で、情報分野が育つはずがない。」同感である。
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