情報収集を行い、それを元に分析し評価することがインテリジェンスの基本である。しかし、インテリジェンスの分析・評価の仕方が間違っていたとしたら、結果としてどのような事態が待ち受けているだろうか?
本書は、情報を収集・分析・評価するときの落とし穴について論じている本である。イラク戦争のときCIAは、「イラクは大量破壊兵器を持っている」との情報をもって米国がイラク戦争へ突入するという事態となった。しかし、その後CIAが主張したように「イラクには大量破壊兵器を持っている」との情報は誤りであったことが、後々にイラク国内に大きな混乱と政情不安をもたらしたのは言うまでも無い。
ともすれば、組織活動においても情報の収集・分析・評価といういんてりじぇんす・サイクルを実施するわけだが、果たしてその分析・評価が間違っていたらどうなるかということを改めて考えさせられる著作であると思う