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ことばの定義や通信の原理などは、浅すぎず・深すぎずのほどよい言及で好感がもてます。
ワーテルローの戦い (ナポレオン率いるフランス軍 と イギリス軍の戦い) 時のロンドン証券取引所での動き ・ イエロージャーナリズム ・ オンライン座席予約システム導入によるアメリカン航空の一人勝ち ・ ナチスの大衆操作……さまざまな領域のエピソードを紹介しながら、著者が伝えようとしているメッセージはひとつ。 「情報は力なり」 。
多くの高校生にとって、本書が 「情報」 を考えるきっかけになることを願っています。
また、高校生に限らず、「『情報』 や 『情報化社会』 ということばはよく耳にするけれど、情報ってそもそも何?」 という方にもおすすめです。
いや、岩波ジュニア文庫という分類から、も少し簡単な内容で、簡単な表現だろうなと思ったですよ。読んでみたらアナタ、「情報」という物体のない曖昧な存在を定義させる所から始めるから、抽象論が苦手なボクには難解で、全然読み進められないの。特に、補数とかLAN~インターネットの技術的説明の部分は挫折を繰り返し。
でも。おもしろい、この本。
興味を持っている「メディアリテラシ」と「システム開発」の2つを同時に扱っている本なんて、なかなか無いと思うですよ。確かに「情報」というキーワードでつながっている2つのテーマだけど、融合は難しいテーマでもあるしね。それぞれの逸話が良いです、ワーテルロー・スクープ、イエロージャーナルと米西戦争、アメリカン航空のSABRE、ナチス、チェーンメール、「宇宙戦争」など、読み物として純粋におもしろいですし、内容も深いです。
こういう類の勉強はとんとご無沙汰だけど、非常に刺激になる。良かった。
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