内容紹介
いま、文庫本の世界では、「江戸市井もの」といわれる小説が爆発的なブームとなっている。
鮮明な画像が楽しめるテレビゲーム機が飛ぶように売れ、ゲームを楽しむ時代になっても、
ちょんまげを頭に載せた人々が活躍する「時代もの」がいまも根強い人気を保っているのだ。
なかでも、捕物帳は特に人気の高いジャンルだ。
本書は、平岩弓枝の超人気シリーズ「御宿かわせみ」から「三つ橋渡った」、
時代もの・推理の両分野で健筆をふるう宮部みゆき「初ものがたり」から「鰹千両」をはじめ、
池波正太郎の「鬼平」シリーズの原形ともいえる「江戸怪盗記」、一世を風靡した村上元三の
「夜鷹三味線」、人気脚本家・作詞家としても活躍した久世光彦唯一の時代小説集
「逃げ水半次無用帖」から「三本指の男」、ユニークな舞台設定で人気を博した、
都筑道夫の「なめくじ長屋」シリーズから「めんくらい凧」、京都の捕り物を描いた
澤田ふじ子の「夜の橋」、以上七篇を収録。
内容(「BOOK」データベースより)
与力、同心、岡っ引が、十手片手に八面六臂の活躍を繰り広げる。捕物帳は、IT時代の現代も、人気の衰えを知らぬ日本のエンターテインメントの一つだ。本書では、宮部みゆき「鰹千両」、平岩弓枝「三つ橋渡った」など、江戸という時代を舞台に、そこに暮らす人々の息づかいが伝わってくるような、捕物帳に新生面を切り開いた代表的作品七篇を収録した傑作時代小説集である。