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悼む人
 
 

悼む人 [単行本]

天童 荒太
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (104件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

商品の説明

第140回(平成20年度下半期) 直木賞受賞

内容紹介

全国を放浪し、死者を悼む旅を続ける坂築静人。彼を巡り、夫を殺した女、 人間不信の雑誌記者、末期癌の母らのドラマが繰り広げられる

登録情報

  • 単行本: 464ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2008/11/27)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4163276408
  • ISBN-13: 978-4163276403
  • 発売日: 2008/11/27
  • 商品の寸法: 19 x 12.8 x 3.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (104件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 82,356位 (本のベストセラーを見る)
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11 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 無関心への警鐘, 2009/5/3
レビュー対象商品: 悼む人 (単行本)
人の死に視点をあて、世の中が他人に対して無関心になってきたことへの一面を書き上げた作品。読んでいく中で悼む人の心情・所作に不思議さを感じ入り込んでいく。雑誌記者の死の直前の人の死の描写は目の前で自分が体験しているかのように鮮明に映っていく。自分自身、死の直前には自分を忘れることのない人を求めるのだろうかと考えてしまう。
但し、終盤に書かれた一緒に旅をする女性との容易に想像できる交わりと、母の旅立ちとなる死の描写は現実に引き戻されて少し物足りなさを感じた。
自殺、孤独死。人への無関心も関係があるのだろうか。
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14 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 待望の新作。, 2009/2/10
レビュー対象商品: 悼む人 (単行本)
”悼む人”である静人と、余命わずかなその母・巡子、
新聞記者の蒔野、殺人の刑期を終えた倖世。
この4人を中心に物語は進みます。
境遇・個性の全く違う人物が、静人という存在に影響され、
少しずつ変わっていきます。
最初と最後だけをみると、その劇的な変化に驚かされると思います。

何秒かに一人は死んでいくという当たり前の世の中で、
その死をすべて深く心に刻もうとする静人の行為は、
とても尊いことです。
でもそれは第三者だから言えることで、
自分の身内であったらどうでしょうか。
最後まで自問自答しながら読んでいたように思います。
そしてラストは、決して悲しい結末ではないのですが、
違う終わり方もあったのではと思ってしまいました。

やさしいようで突き放したような、
現実的だけどファンタジーのような、そんな作品でした。                
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33 人中、28人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 この本について家族みんなで語り合いたい, 2009/6/5
レビュー対象商品: 悼む人 (単行本)
少し前には本屋に平積みされていました。直木賞を取りましたしね。

僕は今までこういう賞を取った作品を単行本で買うということはまずしませんでした。なぜって・・・時間がもったいないからです。
年月も経ずに評価も定まっていない本をわざわざ高いお金を出して買った挙句に、駄作だと目も当てられませんし。そんなことになるくらいなら同じ古典を3回読んだほうがマシです。

もともと天童荒太は知っていましたし、「永遠の仔」も読んでましたので、興味はありました。ただ、単行本で早い時期に読みたいと思ったのは、この作者が7年の歳月をこの作品にかけたと知ったからです。それほどの時間をかけた作品とはどんなものだろうという好奇心で思い切って買ってみました。

・・・・・魂がふるえました。深く心に刻まれるという点では名作といっていいのではないでしょうか。死という重いテーマをここまで真正面から扱うというのがどれほど大変か、到底僕には計り知れませんが、作者の込めたメッセージは受け止めることができたように思います。本当にこの本に出会ってよかった。ただし、読んでいる時は正直先に進むのがつらいところもありました。こんな読書体験はほとんど記憶がありません。

今の悩みは、自分の子供がいくつになった時にこの本を読ませればいいかということですね。中学生でもちょっと無理かな・・・。親や家内にはすぐにでも読むように薦めるつもりです。

この本を読んでから、さらに「家族狩り」を読了しましたが、彼の一貫した世界観にさらに深い共感を持ちました。彼の作品はなるべく多くの人に読んでもらいたいです。特に子供がいる親御さん方は夫婦で読んでいただきたいですね。

こういう出会いがあるから読書はやめられない。昨今の芥川賞、直木賞受賞作はどうせ駄作、という偏見も改めた方がいいのかもしれませんね。
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