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悲歌  エレジー
 
 

悲歌 エレジー [単行本]

中山 可穂
5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,575 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

骨に染みいり血が滲む、絶壁のような険しい孤独。追い詰められた魂。私は愛してはいけない人を愛してしまったのか――。能楽のストーリーにインスパイアされた物語3篇をつむぐ傑作恋愛小説集!

内容(「BOOK」データベースより)

届かぬ想い、禁じられた愛。静かに深くこだまする、孤独な魂の絶唱。愛の奥行きをどこまでも突きつめる、究極の恋愛小説。

登録情報

  • 単行本: 246ページ
  • 出版社: 角川書店(角川グループパブリッシング) (2009/9/18)
  • ISBN-10: 4048739913
  • ISBN-13: 978-4048739917
  • 発売日: 2009/9/18
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.4 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 341,362位 (本のベストセラーを見る)
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形式:単行本
能楽に着想を得たと思われる短編2作、中篇1作を収録。

苛烈な愛情を持つ者たちを彼岸に置き、彼らと現実との狭間に陽炎のように立ち上るものに目をこらして書き留めたような作品群だ。

過去の中山可穂作品のような、濃厚で鬼気迫る恋愛小説を期待すると肩透かしをくらうだろう。感情の襞は息をひそめ、物語はどれも、地に足をつけてやや器用にすら立ち回れる者の視点から語られる。

これまでは恋の只中にある主人公たちの感情を浮かび上がらせる「舞台装置」に過ぎなかった周囲の人間。ぐるりと回って彼らからこれまでの主人公たちを見たとき、そこにあるのは、肉感を伴う「喜び」や「痛み」ではなく、どこか遠い世界の出来事のような空虚な、そして幾許かの憧憬をすら含んだ「悲しみ」なのである。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Ruby
形式:単行本
隅田川が雑誌掲載されたときに感じたのが、「この物語は傍観者の物語だ」ということ。それでも川が薔薇で満たされていくというイメージは中山可穂の豪奢で腐敗的な趣味とも相まって好きではありました。
その後の定家の亡くなった作家を追いかける話を単行本になって初めて読んで、少し不安が増しました。またもや死した者を追いかける話だったから。
蝉丸ではその不安は払拭されたものの、どこかで破滅を好んで追いかける傾向はどうしても消せない。それが中山可穂のカラーなのだとしたら、もはや私は彼女の読者ではないのだろうけれど、天使の骨やサグラダ・ファミリアで明日への希望をつないだ人間としては、まだ「その先」を見たい気持ちが捨てられません。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
三つの短編からなる本なのですが、どのストーリーもじわじわと沸き上がる読後感がありました。蝉の話は、現実に起きうる身近な物語に思えた。中山可穂さんの作品はほぼ全部読んでいますが(多分)基本的なメッセージにブレがないように思う。超える事の難しいい一線を愛と言う多様な形をしたフィルターを通して、超えて行く勇気みたいな物を私はいつも考えてしまう。それは時として切なくて悲しくて、最も幸福に近い絶望のように思える。
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