以前、WOWOWで鑑賞した事をスッカリ忘れて、今回DVD購入。
DVD Packageに記載されている粗筋を読んで、『あぁー、あの映画か』と気付いた次第。
しかし今作のような50年代に製作された典型的Melodramaは大好きなので、楽しませてもらいました。
ウィリアム・ホールデン & ジェニファー・ジョーンズ主演の「慕情」と何かと比較されるようだが、共通点は
1.演出がヘンリー・キング
2.配給会社が20世紀Fox
3.主人公の男性が最後に天国に召される
ぐらいでしょうか。
デボラ-・カー演ずるシーラ・グレアムの原作なので、内容的にはNon-Fictionに近いのだろうが
アル中だったF・スコット・フィッツジェラルドの描き方が事実に即していないような気がする。
試練を味わう度に大酒を食らい、酒乱になるのとアル中とは根本的に違う。
原作を読んだわけではないので、偉そうな事は言えないが、
映画の内容をDramaticにする為に脚色されているのではなかろうか。
それ以前にフィッツジェラルドには病弱な妻が、シーラには婚約者がいながら
不倫関係にどっぷりと浸っていく2人には余り共鳴できない。
映画会社をクビになったフィッツジェラルドは死ぬまでシーラに食べさせて貰っていた訳だが
妻や子供への仕送りはどうなっていたのだろうか。
まぁ野暮な事は考えずに「悲愁」を楽しむのが一番です。