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111 人中、105人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
記念碑的作品,
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レビュー対象商品: 悲情城市 [DVD] (DVD)
本作品は、多少の歴史的知識が必要だろう。私達が、台湾人と呼ぶ人たちは、厳密には、三百年から四百年に大陸からが移民してきた人たちである(本省人)。それに対し、国共内戦後、国民党とともに台湾に逃れた約二百万人を外省人と呼ぶのである。当初、台湾人たちは大陸からやってきた同胞が植民地支配から開放してくれたと思っていた。しかし、外省人が台湾の地で支配者としてふるまうのである。当然、対立の図式が出来上がってしまう。それが2.28事件へと進展してしまったのである。しかし支配者である外省人の大半は下級兵士とその家族である。決して生活は楽ではなかった。望郷の念にかられる人も多かった。侯孝賢監督は、広東省生まれで、幼い頃台湾に渡ってきた外省人である。 外省人である彼が、どうして台湾人の視点で、この映画を撮ることが出来たのであろうか。それは侯孝賢の作品の変遷で見ることが出来る。 しかし彼は、台湾を故郷とする決心をする。これは当然かもしれない。記憶にない大陸にどれほどの愛着をもてるのか。 社会性を問う作品は、否が応でも歴史的事実をかかわりを持たなくてはならない。しかし、彼は決して2.28事件を描こうとしたのではない。正面から取り組めば、悲惨さしか強調できないであろう。基隆に住む一家の生活と新しい国の実現を夢見た若者達の行動を当時の出来事に絡めて描いたに過ぎない。そして、その結果、新たな台湾人の悲しみが…………。 台湾人の悲しみは、トニー・レオンの憂いに満ちた目に見事に集約されている。 私の台湾人の友人に(1966年生・男性)映画の感想を聞いたことがある。 彼の言葉の中には、現在の台湾社会の変化が集約されていると思う。しかしこの記念碑的作品が、デジタル化され、永久保存が出来るのを喜んでいるのは、私と友人だけではないだろう。
14 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
台湾,
By ドア子 (東海地方) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 悲情城市 [DVD] (DVD)
89年、約20年前の映画ですが、古くささなんて無縁です。やはり良い映画は、何年たってもいい。 そこに描かれる人間は、何年たっても同じ、人間臭い、普遍性が描かれています。 台湾、激動の時代を生きるある一家の息子たちとその妻や子ども。 淡々と描かれ、その淡々とした様がより一層、胸に染み入ります。 2時間30分近い映画ですが、まったく苦を感ぜず。 見終わったあとは、時代のこと、歴史のこと、生き抜くということについて考えます。
27 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
アジア映画を見るきっかけ,
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レビュー対象商品: 悲情城市 [DVD] (DVD)
~それまで アメリカ ヨーロッパ映画しか観にいかなかった私を アジア映画に 目覚めさせられたきっかけとなった作品です。物語は 第二次世界大戦後の台湾のある港町。一つの家族が歴史に翻弄され 年代を重ねていく 大河ドラマ形式になっていきます。中国 台湾 香港など やはり同じアジア人として心情的に親近感がわき 心が震えました。 ~~ 年代記なので 家族の移り変わり 舞台背景 社会など 最初観ただけではわかりにくいかもしれません。 映像特典に よくわかる「非情城市」(静止画)がありますので そちらを観てから
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