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悲しみよこんにちは (新潮文庫)
 
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悲しみよこんにちは (新潮文庫) (文庫)

フランソワーズ サガン (著), 朝吹 登水子 (著), Francoise Sagan (著)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

若く美貌の父親の再婚を父の愛人と自分の恋人を使って妨害し、聡明で魅力的な相手の女性を死に追いやるセシル……。太陽がきらめく、美しい南仏の海岸を舞台に、青春期特有の残酷さをもつ少女の感傷にみちた好奇心、愛情の独占欲、完璧なものへの反撥などの微妙な心理を描く。発表と同時に全世界でベストセラーとなり、文壇に輝かしいデビューを飾ったサガンの処女作である。

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17 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 大人が完全にみえるというのは幻想である, 2005/12/29
By 652ゆうじ (兵庫県神戸市) - レビューをすべて見る
立派で完全な女性にみえていたひとが実は傷つきやすい少女のような心をもっていたことに、主人公の少女は最後になって気づいた。
何事にも動じない完全な人間はいないのだと気づいたときが、子供から大人への第一歩である。その点で人間は平等である。そして、年齢だけでなく精神的にも大人になっても完全にはなりえない。気づいてしまった事が悲しいのだとおもう。

記憶に残っている限度で書きました。前回読んだときは私は子供だったので、
主人公の視点にひきずられていた。中年になった今、再度読み返してみたい。
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 フランスの色, 2007/5/24
「彼女はまっすぐに、動かずにしゃべれる女たちの一人だった。
 私には、長いすだとか、手持ち無沙汰につかむ物だとか、タバコだとか、
 足をぶらつかせるとか、ぶらついている足を眺めるとかが必要だった。」(本文より)


作品中に満ちあふれている女の子、青春の痛み、恋、フランスの香り。
でもそれだけではない。
すぐ読めてしまいそうな薄さ、いわゆる「青春小説」だと思ってかかると、時々はっとさせられるような描写がいくつもあって、そのたびに目を覚まさせられる。

この、昔を思い出すような口調、ふと現実に帰る瞬間が、切なさを増す。
水色とバラ色の石を拾って、それを今眺めているシーンが、個人的には気に入っている。
青春がすでに過ぎ去ってしまっている人にとって、それを思い出す時には、きっとこんな気持ちになるに違いない。

パリの物憂げな青い空とバラ色の空、そして石。
まさにフランス色に満ちていて、それがとても美しい。
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 実存主義を十代の視点から, 2006/7/25
素晴らしい。読み終えたときは寒気がした。この本で見せるサガンの文章の美しさは18歳にしてはすごいとかでなく、既にほぼ完成されていて、物語を通じてフランス固有の浮遊感、倦怠感が絶妙に出ている。おそらくサガンは自分がフランス人であることをよく意識して書いたのだろう。これはアメリカでもイギリスでもなく、フランスを舞台にしてフランスの作家によって書かれたところに意義を強く感じる。

主人公セシルは感受性が鋭く、大人を見極める能力があり、完成されたものへ倦怠感、嫌悪感を感じる、言い換えれば普通の十代の少女だ。
彼女はあらゆる感情を知っているが、悲しみをまだ知らない。悔恨もみじめさも虚しさも知っているのに、それは悲しみとは別だという。物語の終わりで彼女は初めて悲しみに出会う。「悲しみよ こんにちは」に込められた悲痛さ、あきらめと受け入れがここで初めて身にしみる。

また、結構この本は表面的に取られすぎているように思う。サガンが訴えたかったことはサルトルから受け継いだ実存主義、人生の根本は悲しみであるということではないか。彼女自身、サルトルをカミュよりも尊敬していると言っている。彼女は書こうと思えばもっと難しい文章が書けたであろうが、18の少女がそんなことを言っても誰も耳を傾けない。だから18歳らしさを漂わせたストーリーにしたのだろう。そんな彼女の“抑え”が感じられる。
  
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投稿日: 21か月前 投稿者: 前略、amazon様

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投稿日: 2007/11/27 投稿者: fancy

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投稿日: 2007/8/27 投稿者: 163-Lucia

5つ星のうち 4.0 買いです。
盗作問題などで晩節を汚した感もあるサガンのデビュー作です。この作品は小説より先にジーン・セバーグのモノクロ映画を見たせいで、どの場面も読み直すたびに映像がさっと... 続きを読む
投稿日: 2007/6/1 投稿者: yoshioki6

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