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悲しき熱帯〈1〉 (中公クラシックス)
 
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悲しき熱帯〈1〉 (中公クラシックス) [単行本]

レヴィ=ストロース , Claude L´evi‐Strauss , 川田 順造
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (18件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,523 通常配送無料 詳細
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商品の説明

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

川田 順造
1934年(昭和9年)東京生まれ。東京大学教養学部教養学科(文化人類学分科卒)、同大学大学院社会学研究科博士課程修了。パリ第5大学民族学博士。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授を経て、現在広島市立大学国際学部教授。著書に『無文字社会の歴史』『口頭伝承論』『声』『ブラジルの記憶』他がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 339ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2001/04)
  • ISBN-10: 4121600045
  • ISBN-13: 978-4121600042
  • 発売日: 2001/04
  • 商品の寸法: 17.2 x 11 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (18件のカスタマーレビュー)
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13 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
本書を読み終えた後に自分は、これほどまでに「知」の喜びに浸れる著作はそう遭遇できないのではないかと素直に思えた。南米その他へ著者が文化人類学者として実地調査した記録をもとに、人のつながり、生活と風習の成り立ち、社会の構造を検分し思索し、時に文学的な言葉使いを織り合わせながらつづられる文章は、知の宝庫として読み継がれていくだろう。

旅に出る前から著者は、幾つもの疑問や矛盾に直面し向かい合い、その中で尽きせぬ苦悩や時には自分自身への憤りといった様々な感情を素直に吐露している。そういった中で、アクシデントに遭遇したり結果が伴わなくとも、ひとりの人間として研究者として、現地人との対話や共同生活によって、疑問と答えを重ねながら、人間と文化の関係を深く追求していく著者の知の懐の広さと行動力には圧倒される。そして、自分もどこか同じ場所を旅して、場面に向かい合っているような雰囲気に飲み込まれてしまった。文化や文明を築き上げてきた人の偉大さと逆にあっさりと消え去っていくところの描写は、どこか胸深く響いてくるものがある。それは人類の歴史が続く限り止むことはないにしても。

最後に、旅から15年後にようやく旅を正面から振り返り文章にとりかかることができたという100歳になった著者もさることながら、翻訳者であり、著者とも親しい間柄という川田順造氏にも同時に深く感謝をしたいと思う。
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By kiyoda VINE™ メンバー
形式:単行本
構造主義の文化人類学者の書いた本、というとなんだか堅苦しく思いますが、実際には「良く出来た紀行文学」としてけっこう気軽に楽しめます。
「私は旅と探検家がきらいだ。それなのに、いま私はこうして、私の海外調査のことを語ろうとしている。」…いきなり冒頭からこの調子なんですから、これではハートをぐわしっと鷲掴みされてしまいますね。
そうして読むうちに構造主義について興味をもったなら、たとえば橋爪大三郎著『はじめての構造主義』なんていうわかりやすい入門書もあります。
とにかくまずは気軽に手にとって、レヴィ=ストロースの「語り」の世界の波間を漂ってみてください。そしてそこから文化人類学や構造主義、言語学なんかへの関心が芽生えたら、こんどはそちらを辿ってみてください。

「知」は冒険である、そんなことが実感できる優れた古典的名著のひとつです。

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65 人中、58人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
 『悲しき熱帯』の翻訳にはこの川田順三氏版が定評があるので本書を手にした次第である。本題は<1>というよりもむしろ<2>で展開されているので、<2>だけでも読んでおくとよいと思う。
 本書の内容は、構造主義で名の知られるレヴィ=ストロースの南米を中心としたフィールドワークを随筆風に記したものである。その記述内容は、民族誌的描写にとどまることなく、人間に対するさまざまな考察が、脱線もしつつ、ルソーやヒュームなどの先人の知見なども引用しつつ展開されているために平易ではない。しかし、彼の人間の根本的価値とその社会機能と構造についての考察は卓越したものがある。この思考は本書を通じて述べられているが、私は特に第九部「回帰」"一杯のラム"に集約されているのではないかと感じる。
 われわれの視点から見て、一見不合理・不条理と思われる習俗・社会組織をもつどのような社会でさえも、視点を変えることにより、その中にきわめて合理的な様相を見て取ることができるのである。レヴィ=ストロースはこの証明を、もっとも「未開」状態にあるに思われるようなナンビクワラ族の社会構造の分析などから明快に提示している。本書を読むことによって、<文化>というものは西洋諸国をはじめとしたいわゆる「文明国」の尺度から図るべきものではない、ということが理解できるだろう。
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投稿日: 1か月前 投稿者: 朱雀正道
欧米文化への批判と被抑圧民族への共感
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構造主義に向かう萌芽が読み取れる
本書の1,2を通読(といっても関心のないところはとばし読み)した。1の大半は、フィールド調査にでかけるまでの話で、調査といっても大変な作業であり、その準備には金も... 続きを読む
投稿日: 21か月前 投稿者: pfd00343
読みやすいです。
最初は紀行文なので気楽に読めます。

途中で親族の基本構造など他の著作で詳しく記載されているような... 続きを読む
投稿日: 22か月前 投稿者: ME
民族の優劣という幻想
構造主義の祖である著者の代表作。
全体を通し詩的で複雑な語法が多い、
和訳に十二年を要し、おそらく難を極めたと思われる。... 続きを読む
投稿日: 2010/4/12 投稿者: hto
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投稿日: 2009/12/27 投稿者: suzushim
意図せぬ最高品質の文学
人類学者・社会学者のレヴィ=ストロースの随筆・紀行文だが、随所に文学的な性質を帯びている。... 続きを読む
投稿日: 2008/3/9 投稿者: 33
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「私は旅が嫌いだ」という一文から始まる本書は,紛れもない紀行文である.著者レヴィ=ストロースは文化人類学者であり,構造主義を標榜した現代思想の担い手のひとりである... 続きを読む
投稿日: 2008/1/3 投稿者: fujiwara
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