『手紙〜親愛なる子供たちへ〜』という曲を聴いて、
不思議と自分の母親と、その親(祖父母)のことを思い出しました。
介護のことについて、後悔をして母が泣いていたこと。
この本は、『手紙』という奇跡のような一曲ができるまでのたくさんのエピソードと、
その曲を通して、樋口さんや、もしくは曲自身が伝えたいと思っていることを
深く書いてくれている本です。
老いていくことや、もしかしたら死んでしまうこと、
介護を続けていくこと。
誤解を恐れずにいえば、それは「悲しいこと」「避けたいこと」だと思っていました。
でも、この本を読んで、
『手紙』という曲や、樋口さんが伝えたいことが分かった気がします。
それは、「遅くない」ということ。
「ブックマーク」という表現で著者は話されていますが、
いつも、介護をしながら天使のような気持ちでいることはできません。
ひとこと「ありがとう」という言葉がほしいと思ってしまうのは仕方ないことかもしれません。
でも、それでも、ふとしたときに、目線を変えて、
「ずっと長生きしてほしい」と思える心持ちにしてくれる、不思議な曲。
それが『手紙』だと思います。
本当に素敵な本で、素敵な曲です。
ぜひ、読んでみてほしいです。