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そのころ、司教の使者クレメンスが行方不明になるが、最後に目撃されたのは泊まっていたメリエットの家を発つ姿だった。
メリエットの家を訪れたカドフェルは、メリエットと共に育った幼なじみたちがいることを知る。メリエットの身を案じる兄ナイジェル・アスプレー、近々シュルーズベリでナイジェルと結婚式を挙げることになっている蠱惑的な美しさのロスウィザ・リンデ、天真爛漫を絵に描いたようなジェイニンはロスウィデの双子の弟、そして、最も年下ではある既に荘園の相続人であるアイスーダ・フォリエットはひそかにメリエットに心を寄せている。
メリエットはセント・ジャイルズでマーク修道士の手伝いをすることになり、二人は心を通わせ、メリエットも落ち着きを見せるようになる。
そして、荘厳な中にも華やかな結婚式が執りおこなわれるが、その場で起こったこととは……。
父と息子の相克が伏線となっている。愛されなかった息子の切ない思いが胸を打つ。
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