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悪魔の種子 (幻冬舎文庫)
 
 

悪魔の種子 (幻冬舎文庫) [文庫]

内田 康夫
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

品種改良は、神への冒涜なのか―?茨城県農業研究所の職員が、秋田県の西馬音内盆踊りの最中に謎の死を遂げる。茨城県霞ヶ浦では、長岡農業研究所の職員が水死体で上がった。お手伝いの須美子の依頼で調べ始めた浅見光彦は、巨大な利益を生む「花粉症緩和米」が事件を繋ぐと直感する。「米」をめぐり浅見光彦が奔走する傑作社会派ミステリ。

内容(「MARC」データベースより)

茨城県農業研究所の職員が、秋田・西馬音内盆踊りの最中に死んだ。間をおかず、長岡農業研究所の職員の水死体が、茨城・霞ヶ浦で上がった。探偵・浅見光彦は、何百億もの利益を生む「花粉症緩和米」が事件の鍵だと直感する…。 --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 449ページ
  • 出版社: 幻冬舎 (2010/8/5)
  • ISBN-10: 4344415140
  • ISBN-13: 978-4344415140
  • 発売日: 2010/8/5
  • 商品の寸法: 15 x 10.2 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 84,028位 (本のベストセラーを見る)
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 海援隊 VINE™ メンバー
形式:単行本
内田康夫の本は、一時期、書き方が雑になっていたが、最近またよくなってきた。この「悪魔の種子」は、コメの遺伝子組み換え問題に焦点を当ててミステリーを組み立てているが、この本を読んで「花粉症緩和米」なるものが開発されていることを初めて知ったし、霞ヶ浦のコイ・ヘルペスで問題となった養殖のコイは全メス生産(オスは生産されず、メスがホルモン投与で疑似オス化される)が基本であることも初めて知った。これまでニュースなどで遺伝子組み換え食品の問題が取り上げられるたびに、あまり自分とは縁のない世界のことと軽視してきたが、人間の利便性の観点から簡単に人間以外の生物の遺伝子を組み換えてよいのか、組み替えが許されるとしたらどういう場合なのかということを根本から考えさせられた。ミステリーの部分については、何かトリックがあるわけでもなく、浅見光彦の直感で若干強引に?解決されていくが、旅情ミステリーなので、そのあたりは許されるか。
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ヤキソバ 殿堂入りレビュアー トップ100レビュアー
形式:単行本
平成16年、著者が本書執筆中に期せずして中越地震が起こってしまったらしい。その内容は本書に盛り込まれ、印象的な締めくくりとなっている。この天災に著者が遭遇した事には因縁めいたものを感じる。著者は遺伝子組み換え作物などの安全性への疑問と「神への挑戦」が、とどまるところを知らない事などに対して問題提起している。人間は決して万能ではないどころか、自然の摂理の前では著しく弱い。しかし問題は学問ではなく、ビジネスの方にあった。

本書を読み進むと、事件の背後に巨大組織が動いているなと想像出来る。そこには花粉症緩和米の商品化というビジネスが関与していた。また花粉症緩和米の開発時点から挫折までの詳細な経緯について解説され、それにまつわる欲望が会社をなびかせる。本書はフィクションとノンフィクションの要素が織り交ぜられ、ある種社会派小説の様相を帯びている。

今回も浅見光彦の推理が冴え渡る。また、冒頭部分に示されている簡単な地図は、旅情たっぷりに描かれる本書の良い友となる。
このレビューは参考になりましたか?
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
はじめ「悪魔の種子」というタイトルを見たときは、GM反対の論調で書かれたような小説だろうなと思って手に取りました。それが読んでみると、イネの育種の現場の話、苦労、コシヒカリの育種から良食味米として確固たる地位を得るまでの奇跡的?流れ、当時の農政などが話の中に盛り込まれており、大変興味深く読ませてもらいました。現在の日本の農業は、GM食品云々以前に解決すべき問題が山積みではありますが、海外に食糧を依存している現在では、組換技術で海外に対抗できるだけのパワーが必要であることから、一般に認識を広めるという点でこの本は非常に良いと思いました。純粋な小説としては、星3つかな。
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