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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
引きちぎるように終わる。読者を俗と離れた地点に置き去りにして。,
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レビュー対象商品: 悪魔の涎・追い求める男 他八篇―コルタサル短篇集 (岩波文庫) (文庫)
ラテンアメリカ文学というものを読んでみようと思うひとはボルヘスやコルタサルから入る場合が多いかと思う。 私はコルタサルの非現実感の方が今は好みです。 「占拠された屋敷」、「南部高速道路」、「正午の島」がいい。
35 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
フィクションの王道!,
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レビュー対象商品: 悪魔の涎・追い求める男 他八篇―コルタサル短篇集 (岩波文庫) (文庫)
コルタサルの作品の解説には、いつも「幻想」と「実験性」の言葉がつきまとう。私はこの二つの言葉に、どこか「邪道」っぽい響きを感じてしまうので、彼の作品の評としてふさわしいものかどうかいつも疑問に感じている。彼の作品は邪道どころか、物語の本質を追求した小説の王道と言っても良いものだ。 特にこの作品集の最初に収録されている「続いている公園」は衝撃的だ。たった2ページほどのこの作品で彼は物語と現実世界の境界線をいともたやすくぶち壊してしまっている。
26 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
名品揃い。特に「南部高速道路」の寂しさは絶品。,
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レビュー対象商品: 悪魔の涎・追い求める男 他八篇―コルタサル短篇集 (岩波文庫) (文庫)
コルタサルの作品は他のラテンアメリカの作家の小説と異なり、彼がシュールレアリズムに傾倒していたこと、パリでの生活が長かったことから、熱帯の湿気とは無縁のキリコやダリの絵画を見ているようなヨーロッパ的な洗練がある。並行した時空間での出来事が段落変えも何もなく一つの段落で混沌と語られる「全ての火は火」、言語化できないものを垣間見ようとして崩壊していったジャズ・ミュージシャン(=チャーリー・パーカーがモデル)に対する「もの書き」のコンプレックスを自嘲気味に描いた「追い求める男」あたりが有名ではないかと思います。確かに、こういう作品では「書くこと自体」に対する方法論的実験を繰り返した彼のモダニストとしての技量が良く見えます。が、僕のオススメは「南部高速道路」。 この作品のラストの寂しさは凄い、という2ちゃんねるの書き込みを昔見た後に図書館で試しにこの小説を読んでから、僕は本格的にラテン文学の奥の深さを学びました。名訳者・木村氏の訳で、しかもこの値段でコルタサルが読めるというのは、幸せですね。絶版になる前に買いましょう。
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