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37 人中、34人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
アメリカ医療の現実を鋭く切る本です,
By YK - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 悪魔の味方―米国医療の現場から (単行本)
日本の医療に疑問を感じて、多大な壁を乗り越えてでも米国にわたる日本人医師たちがいる。著者もその一人だ。私もその一人で、彼のエネルギー、能力、高い倫理観は、飛びぬけて秀でているのを身近で感じるチャンスに恵まれた。ただの優秀な医者であれば、米国という異国の地で医師として精進するのが精一杯だが、著者は、新聞、ニュース、インターネット上の情報、様々な人脈を切り開いて得た生の情報を、ジャーナリスト顔負けの分析力で処理し、今回の出版を成し遂げた。米国で患者の診療にたずさわりながら感じる医師の視点での意見と、客観的情報とデータから浮かび上がる分析とが、バランスよく織り交ぜられている。とかく米国礼賛に流れがちな米国医療分析が多いが、この本は米国医療の問題点を高い!説得力でわかりやすく紹介している。日本の医療改革が米国コピー一辺倒に流れていくことへ警鐘を鳴らす本だ。ただ、この本が米国の欠点を論拠に日本の医療改革に強く抵抗する人々に悪用されはしないかとの懸念はある。本書を熟読していただき、筆者が日本の医療改革を強く願っていることを正しく理解していただきたい。
24 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
アメリカ医療を批判的に見つめてみる,
By rijin (北海道札幌市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 悪魔の味方―米国医療の現場から (単行本)
~ 著者は日本で医師となり、アメリカに渡って感染症科の専門医となった。~~ ~~
49 人中、42人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
米国医療の知られざる実態に関する優れた紹介書,
By
レビュー対象商品: 悪魔の味方―米国医療の現場から (単行本)
「悪魔の味方」って、てっきり私は「悪魔のような市場経済に牛耳られた米国医療に、不本意ながらも順応せざるを得なかった自分を恥じて」名付けた題名だと思っていた。帯文句もそんな風に解釈されるよう細工してある。しかし、本意はDevil's advocateのことらしい。よく見ると表紙にそう書いてある。内容は米国医療の実態紹介である。著者は米国で働く現役の若手医師であり、その見聞が中心になっていると思われる。数字などの資料は少ないし、あくまで個人的印象の部分も多いから、悪意の人が批判を展開するのは比較的たやすいだろう。しかし、日本のエリート医師が一流病院で経験してきたことを、米国のスタンダードと誤解して語られるのに比べ、その迫真性・事実性は本書の方がずっと高いと私は考える。たとえば米国賛美の象徴的な本「ハーバードの医師づくり」(医学書院)を著者はとりあげ、しかしとくに批判はしていないけれど、こんな特権階層のの夢物語を日本に紹介する意義(的はずれのアジテーション目的には有効)よりも、本書の価値ははるかに高い。 若くて忙しいはずなのに、よくこれだけの本を書けたと感心する一方で、読みながら何となく不快に感じ続けたことがある。文体である。にやにや笑いながら語られているようで、若気の至りだろうか、親しみやすさとはこういうことではないのだ、と、多少年取った私は著者に言っておきたい。
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