オカルトへっちゃら、男子校の校長もやってしまう伯爵令嬢・ジャスティンと、彼女と契約で結ばれていた高位悪魔の魔王レクス。種族を超えた愛が生まれた二人だったが、レクスに執着するもう一人の魔王キュリオスによってレクスは瀕死の状態で魔界へ連れ去られる。そして魔界侵攻を企てる退魔庁長官ベネットの計画は着々と進んで…というところで、この最終巻です。
ジャスティンはレクスを取り戻すため、ベネットの計画を阻止するためレクスの部下エルデンや父の伯爵、ユリアン、生徒達とともに戦い始めます。
前巻では主役二人のラブ開花にときめいた(照)のですが、今回は完全に悪魔達に魅了されました。囚われていたレクスを捜し出したルーナエとレクスとのやりとりや、レクスを追ってくるキュリオスの心情。殺伐とした戦いにさえも、ラブよりも捉まれてしまいました。
そしてその他の悪魔達の軽〜い感じや、皆(他の悪魔達)に気に入られている事にまったく気づいてなかったレクス、「親戚のおばさま化」したルーナエも面白かった。軽いノリのエルデンやちょこっと出てくる他の使役魔も含め、彼らはヒロイン・ジャスティンよりある意味、生き生きとして見えたほど。
ラストはラノベらしく二人のラブにも決着が付きますが、式の中「心にのみ誓う約束」としてですがサインが完了せずに終わるのは、二人の愛は形式にとらわれるものでなく、一緒に生きていくことこそが大事なのだと言っているように思いました。