それが可愛マリアだと思います。そして二巻では、そんなマリアのやさしさと、強さと、脆さと、弱さと、言葉に出ない、顔にも出ない痛みがあらわれていたと思います。
読んでいてとても痛々しかった。だけど鋭くて、とても綺麗でした。だから読まずにはいられない。
今回は甲坂友世と神田優介というクラスメイトに焦点が当てられています。マリアに自分の汚れを見抜かれ、追及されながらも、マリアに惹かれずにはいられない。神田はクラスの人気者ですが、マリアを庇うことで孤立する。友世は女子にバカにされることを甘んじて受け入れることで「居場所」を確保してきた。
「優しさ」とは都合のいい言葉だなあ、と、つくづく思います。
今回何よりも許せないのは教師です。でも、実際にはいるんじゃないだろうかと思う教師です。だから読んでいて苛立ちを隠せませんでした。自己保身はいいけれど、そのためのスケープゴートに生徒を選ぶなんて、教師としてしてはいけないことだと思います。
これからも、マリアの「戦い」に注目していきたいです。