この作品は原画が残っていない為、東考社版の原本から復刻したそうです。そのせいかどうかは知りませんが、読者コーナーまでしっかり復刻されています。
この読者コーナーでは水木先生のコメントが読めます。これが本編に負けずなかなか楽しい。水木先生のとぼけた魅力が全開です。
「悪魔くん」や過去の戦記ものを絶賛した読者にはこう答えています。
ほめて頂いてスミマセン あんたずいぶん昔からマンガみてんですね。学校の方大丈夫?落第しないでね。
また、「水木先生の絵もスキですけどストーリーが大好きです。あんなストーリーを考えるぐらいならヨッポドのバカか頭のいい人かですネへへへ...」という批評に対してはこう答えています。
僕は子供の時から山下清に似ていたため、バカではなかろうかと親をヤキモキさせたものです。しかしなにをかくそう実はテンサイなのです。このことは今までひたかくしにしていたのですが...
このように、当時の貸し本作者と読者の雰囲気を伝える貴重な資料となっています。
原画からの復刻ではないとはいえ、読んで気になるレベルではありません。しいて言えば線が若干太めであるくらいです。