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悪道 (100周年書き下ろし)
 
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悪道 (100周年書き下ろし) [単行本]

森村 誠一
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,890 通常配送無料 詳細
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商品の説明

商品の説明

第45回(2011年) 吉川英治文学賞受賞

内容説明

徳川家消滅の陰謀! 柳沢吉保vs影将軍 将軍綱吉の急死を受け、柳沢吉保は秘密裏に「影」を起用。徳川家存続を装った。陰謀に気づいた忍者の末裔・英次郎は刺客に襲われ、奥州路へ逃亡──痛快時代長編

登録情報

  • 単行本: 406ページ
  • 出版社: 講談社 (2010/8/10)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062164868
  • ISBN-13: 978-4062164863
  • 発売日: 2010/8/10
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.8 x 3.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 84,215位 (本のベストセラーを見る)
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ヒュー VINE™ メンバー
形式:単行本
 最近はあまり切れがないように感じた森村氏の作品でしたが、本時代小説は際立って出来が良いです。

 のっけから大胆構想を持ちだし、その秘密を知る侍、その秘密で幕府を牛耳ろうとする輩たち。どんどん加速していくエンターテイメント作品に仕上がっています。

 森村作品でよく使われている旅先でどんどん仲間が増えていくという点は気になったが、それにしてもラストまでしっかり丁寧に感情の描写の仕方まで、少しずつ変えていく辺りはさすがである。

 実に心地よく楽しませて頂きました。ありがとうございます。
このレビューは参考になりましたか?
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By TKMT
形式:単行本
  読売新聞の広告で本書の存在を知りすぐに購入して読みすすめた。「著者10年ぶりの単行本書き下ろし!」という文言が気になったが、「悪道」なるタイトルもまた魅力的に思えた。以前に文庫『悪の条件』を読んで以来、「悪」を真正面から描き切る筆力に作家の真髄があるのかもしれないと勝手に思い込んだせいもあろうか。とにかく400頁におよび徳川綱吉元禄時代のなかで多彩な人物を登場させ、それぞれが背負う宿命や悲哀ぶりを読み応えに富む文体で奏でた本書はやはり傑作である。ラストまでの緊迫感がたまらない。長編だが中断することなく一気に読ませてくれる。

  もともとは本格社会派推理小説の先駆的存在として知られる著者だが、近年は時代小説、さらには俳句の創作活動も活発におこなっている。本書は著者のこれまでの作風すべてを結集して仕上げた作品だ。芭蕉を登場させ、彼の足跡を伏線とするシナリオからも強いこだわりが感じ取れる。こうした作品には史実についての正確で豊かな知識はもちろん、それらを駆使して壮大なストーリーを淀みなく展開していく構想力が不可欠である。単なる「お話」ではない。森村誠一だからこそ書きえたのだ、とおもう。

  今であろうと昔であろうと奥深い<人間ドラマ>には読者の心に響く何かがある。その人間ドラマに共感するかしないかは別にせよ、人間が「生きること」・「死すること」の意味、そしてまた「悪」といういかなる人間も決して逃れ得ないもの(宿命)をはたと直感するとき、本書は極上の人生哲学書としての風味をも奏でるのではないだろうか。われわれ人間とはいかなる存在であるのかを突きつける世界への扉が本書である。多くの人に広く推奨したい。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By taichi
形式:単行本|Amazonが確認した購入
桃太郎のように、道中仲間が増えていくのが面白い。
綱吉が影武者と入れ替わるという大胆な設定を、
あり得ないと感じさせない力量は、さすがミステリー界の大御所。
「影」の存在を知ってしまったために刺客に追われる主人公よりも、
「影」その人に魅力を感じた。
それは「影」もまたかつて悲しい弱者であったという人物造形によると思う。
その「影」が力を得た時、何を為そうとするのか。
作品の根底には、理不尽なものへの怒りと弱者への慈しみがある。
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