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悪貨 (100周年書き下ろし) [単行本]

島田 雅彦
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

<講談社百周年記念書き下ろし100冊>

闇の天才ビジネスマンVS.美人過ぎる刑事
成功するのは、恋か、捜査か?

島田雅彦最新小説

ある日、ホームレスが大金を拾う。だが、その金は偽札だった!捜査にあたった日笠警部が事件解決のために招喚したのが、偽札捜査のスペシャリスト・フクロウ。
一方、「美人すぎる刑事」エリカは、国際的金融犯罪を取り締まるため、マネー・ロンダリングの拠点となる宝石商・通称「銭洗い弁天」に潜入捜査をすることになった。そこで捜査線上に浮かび上がってきたのが、グローバルな資本主義を超える社会を目指す共同体「彼岸コミューン」で育ち、今や巨額の資金を操る野々宮という男だった。
最後に勝利するのは、金か、理想か、正義か、悪か?ハイスピードで展開する「愛とお金の物語」

<著者プロフィール>
1961年、東京都生れ。東京外国語大学ロシア語学科卒。1983年『優しいサヨクのための嬉遊曲』を発表し注目される。1984年『夢遊王国のための音楽』で野間文芸新人賞、1992年『彼岸先生』で泉鏡花文学賞、2006年『退廃姉妹』で伊藤整文学賞を受賞。著書は『天国が降ってくる』『僕は模造人間』『彗星の住人』『美しい魂』『エトロフの恋』『フランシスコ・X』『佳人の奇遇』『徒然王子』等多数。

登録情報

  • 単行本: 290ページ
  • 出版社: 講談社 (2010/6/23)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062162482
  • ISBN-13: 978-4062162487
  • 発売日: 2010/6/23
  • 商品の寸法: 19 x 13.2 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 236,490位 (本のベストセラーを見る)
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最も参考になったカスタマーレビュー
14 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By hiro
形式:単行本
文章も、構成もしっかりしているし、
主題も「通貨への疑心」という「今どき」のテーマ
で、一気に読んでしまいました。

ただ、島田さんの「エンターテイメント」って
こういうもので良いのでしょう「的」なご自身にとって
余技を見せる作品になってしまっていて
読後は、物足りなさを感じました。
このレビューは参考になりましたか?
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By hide-bon トップ100レビュアー
形式:単行本
島田雅彦の本を手にするのは、なんと処女作の「優しいサヨクのための嬉遊曲」以来27年ぶりだ。繊細で如何にも純文学志向と思えた処女作を思い浮かべながら、エンタメ本の傑作と各書評で評判になっている本書を半信半疑で読み始めたが、これが確かに予想以上の出だし、27年前の読了感を思い返しながら、失礼ながら、純文学者(と私は思っていた)が書いたにはあまりに通俗的で面白く、奥田英朗あたりの手による物と言われた方がしっくりすると思えた。
ホームレスが受け取った100万円は、ネコババした美容師たちから親孝行なキャバクラ嬢の手へ、小市民たちの欲と思惑を加速させながら次々と渡った上で、巧妙極まりない贋札として警視庁のもとへたどり着く。
各章が数ページに区分され、オムニバス劇の如く幾多の登場人物たちが翻弄されていく。日本を襲う経済パニック、スタグフレーションの危機から、中国資産家たちの日本植民地化計画の野望へと大風呂敷を広げる展開。資本主義の負のメカニズムを衝き、台頭していく社会主義的コミューンの存在と、ここら辺は、何やら村上春樹の大ベストセラーを意識させる。
人間ドラマに金融サスペンス、それにラブロマンスまで加味してみましたとのお手盛り感覚だが、果たしてそれがダイナミックに物語に連動してくるかと言うと、終盤、腰砕けとなるのが残念。
“銭洗い弁天”とか“宮園エリカ”と言った文学性をまるで感じさせないネーミングが笑えるが。
このレビューは参考になりましたか?
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
暴力でも権力でもない「偽札」によって人や国家が狂っていく、という筋書きは面白いし、リアリティも感じる。
ただ、そこに入ってくる恋愛要素がちょっと鬱陶しく感じました。
思うにヒロインがあまり他の人物よりもバックボーンが感じられず、
頭の良く正義感の強い美人、といった凡庸なキャラクターだったところが理由かと思います。

お金に振り回されるチンピラやキャバ嬢、偽札の細工に異様な執着を持つ男といった
サブキャラの各エピソードがそれぞれ細かく豊かに描かれていただけに、
そこだけやや浮いてる感じを受けてしまいました。

あとはインフレが実際に起きた際の描写なんかはもっと具体的であって欲しかったなと思ったり。
意外とその辺淡白だったなと。

なんだかこの描写やこの人物面白い!!というところと、
そうでないところのギャップが結構あるかもしれません。
平均すると「面白かった!」という評価になるのですが。。。
このレビューは参考になりましたか?
最近のカスタマーレビュー
これもまた「悪貨」?
島田さんの小説はデビュー時の数冊を読んだきりだったので、かれこれ四半世紀ぶり?... 続きを読む
投稿日: 10か月前 投稿者: unknown poet
時代遅れのサヨクが貨幣経済を断じてみたものの…
(ややネタばれ気味なのでこれから本作品を読まれる方はご注意を…)... 続きを読む
投稿日: 15か月前 投稿者: ノースリバー
やや平板な経済小説
エンタテイメントとしてはよくできていると思うが、経済小説としてはどうか。まず中国が日本をハイパーインフレにして国ごと買い上げる、という背景の構図にリアリティを感じ... 続きを読む
投稿日: 18か月前 投稿者: もなか
読ませるが、もっと深く濃く多く書いて欲しかった
冒頭のホームレスに始まる100万円に関わった者達の展開は、島田さんらしい出来栄えで、悪貨というタイトルからも「罪と罰」的なものを感じ、グイグイと引き込まれる中で、... 続きを読む
投稿日: 18か月前 投稿者: INAVI
あの島田さんの作品?
これが島田雅彦さんの作品だとビックリしてしまいました。
でもおもしろい。
なによりもスピード感がすばらしい。... 続きを読む
投稿日: 19か月前 投稿者: ドルフィン
ジェットコースター・エンターテインメントに垣間見えるセンチメンタリズム
うーん、今年読んだ本の中で一番面白かったかも。唸りを上げて躍動するストーリーのスピード感が凄い。どちらかというと島田は知的で静的な、抑制されたセンチメンタリズムの... 続きを読む
投稿日: 19か月前 投稿者: Sukeza
粗い人物設定
貨幣信用制度を貶めるという内容の小説は海外でもあり、めずらしいものではない。プロットのもっと洗練させた方がよい部分があり、又全体に人物設定が非常に粗く、最後の結末... 続きを読む
投稿日: 20か月前 投稿者: tabopapa
退屈ゼロ小説
本書で初めて島田雅彦さんの小説を読んだ人は、巧みでスケールの大きなエンタメ作家だと思うことだろう。出所不明の偽札がそれを手にした市井の人々の運命を次々に狂わせてい... 続きを読む
投稿日: 21か月前 投稿者: ソコツ
ちょっと変わったラブストーリー
... 続きを読む
投稿日: 22か月前 投稿者: シロテナガザル
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