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悪童 エリカ&パトリック事件簿 (エリカ&パトリック事件簿) (集英社文庫)
 
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悪童 エリカ&パトリック事件簿 (エリカ&パトリック事件簿) (集英社文庫) [文庫]

カミラ・レックバリ , 富山クラーソン陽子
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

聡明な少女を殺めた、ありえない人物とは?
7歳の少女の遺体がロブスター漁の網にかかった。胃と肺からは石鹸水、さらに50年以上も前の灰が検出され…。『氷姫』の作者が描く母と娘の愛憎物語。シリーズ第3弾!

内容(「BOOK」データベースより)

ロブスター漁の網が子供の遺体を引き上げた。医師ニクラスの娘、7歳のサーラだった。検死の結果、肺から石鹸水が検出され、殺人事件として捜査が開始される。指揮を執るのは父親になったばかりのパトリック、生前最後にサーラと一緒にいた少女から事情をきいたものの、浮かんだ犯人像はあまりに意外で…。小さな海辺の町の人間模様と風土も魅力的、世界で1000万部突破の大人気シリーズ第3弾。

登録情報

  • 文庫: 696ページ
  • 出版社: 集英社 (2011/3/18)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087606201
  • ISBN-13: 978-4087606201
  • 発売日: 2011/3/18
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 3.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 7,834位 (本のベストセラーを見る)
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現在進行している事件と、過去のアグネスの物語が並行して進んでいくのだが、アグネスの物語の最終2〜3章がいきなり視点が変わってしまうのに当惑した。

思うに、この最後の2〜3章と犯人の独白でこの犯罪の背景・動機、及び犯罪者自身を総括する意図があったのだと思うのだが、過去と現在の繋がりが中途半端で整合性が取れていない感じがするし、犯行の動機も含めて犯罪そのものにリアル感がない。

あれだけ多くの人物を登場させ、掘り下げて話を大きくした割には、最後の部分は慌てて風呂敷を畳んで事件を終わらせてしまったという感じが否めず、次作につなごうとする露骨なエンディングは、シリーズ物が好きでない自分は少し白け気味だった。
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2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
到底信じられないし、ましてや理由などに思い当たりもしない。
後書きには<等身大の人間小説&ご近所関係の小ネタ満載>が受けるとあり、「ミレニアム」みたいな政府の陰謀が絡んだ話とかは、
高福祉社会スエーデンでは、感情移入出来る話ではないのか、と納得するしかない。

それにしても本筋と関係ない育児話とか(この辺のエピソードと言うか小ネタが親しまれれ、受ける原因か?)、
もうちょっと全体的に絞ってくれると、私の様なミステリー好きもウトウトせずに済んだのだが...
犯人にしても意外といえば意外だが、もともと<皆顔見知りの町>での犯罪であり、どんでん返し的なものを用意しようと
すると、<やぱりここか>と言う感じで、<やられた>という衝撃は薄かった。
むしろ作者の意図としては、<過去の話>が生み出す因果関係で読者への衝撃を意図したと思うのだが、これも
全てが明らかになった後に思うのだが、<ここまで長々と読ましておいて、この程度のことか>というのが私の
感想だが、これは人に拠って感想の分かれる所でしょう。
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3 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
本編と同時進行する過去の物語にすっかりひきこまれ、事件との関わりを考えては首をひねり、至福の時間を過ごしました。
理屈ではなく感性で楽しむタイプの方にお勧めしたいミステリです。
ゴシックロマン『屋根裏部屋の花たち』(V・C・アンドリュース)がお好きな方ならもうツボでしょう!
原作からのタイトル変更は、事件の根源にスポットライトをあてようとした訳者の試みでしょうか?
個人的には分かりやすくて好き(笑)。もちろん原題のままでも。
後から考えると不要と思われるかもしれないサイドストーリーにも「伏線か?」と引き回されますが、楽しい苦労でした。
強いて言えば育児のグチはもう勘弁して…次作ではエリカの妹アンナの顛末が語られる筈、待ち遠しい限りですが、
「もう少しハードボイルドな北欧ミステリの最新作は?」という向きには『黄昏に眠る秋 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)』(ヨハン・テオリン著)などいかがでしょう。
退屈な作品が横行する昨今、貴重なストーリーテラーである作者に期待しています。
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