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悪徳の栄え〈上〉 (河出文庫)
 
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悪徳の栄え〈上〉 (河出文庫) [文庫]

マルキ・ド サド , 渋澤 龍彦 , マルキ・ド・サド
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

美徳を信じたがゆえに悲惨な運命にみまわれ不幸な人生を送るジュスティーヌの物語と対をなす、姉ジュリエットの物語。妹とは逆に、悪の哲学を信じ、残虐非道のかぎりを尽しながら、さまざまな悪の遍歴をかさね、不可思議な出来事に遭遇するジュリエットの波爛万丈の人生を物語るこの長大な作品は、サドの代表作として知られ、サドの思想が最も鮮明に表現された傑作として知られる。

登録情報

  • 文庫: 346ページ
  • 出版社: 河出書房新社 (1990/10)
  • ISBN-10: 4309460771
  • ISBN-13: 978-4309460772
  • 発売日: 1990/10
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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24 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
この作品は主人公の成長が語られる、サド作品には数少ないもののひとつであり、はじめは情欲に導かれながら悪をなすだけだった未熟者が、やがて「哲学」をもとに悪をなすようになっていく過程が描かれている。ご多分に漏れず挿入される哲学談義は当時の思想を縦横に展開し、「剽窃作家」サドの側面とともに、サディスムの理論化という彼のアクロバットをも示すものだが、概して単調、煩雑である。
本書は抄訳とすることで、この問題をある程度解決している。また訳されている部分も的を得ており、真の悪の哲学者が生まれる過程を克明に追うことができるようにもなっている。主人公とともに悪の哲学者たちの教育を注意深く受ければ、俗化されたサディスムとはまったく異なるものが理解できるはずである。

日本の読者にとっては有効な翻訳ですが、澁澤節が嫌いな向きにはおすすめできません。

このレビューは参考になりましたか?
22 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫|Amazonが確認した購入
幾つか知っておくべき性語の類がある。「千鳥」とは女性同士が張形を使って行う性行為のことであり、「何する」とは即ち「性交する」ということ、「若気(にやけ)」は、男色の相手、もしくは肛門。「玉門」は女性の陰部。まあ大体文脈でわかるけど。澁澤訳はなかなか読みやすいが、裏教養小説とは言い当て妙だ。美徳や道徳などは、社会が個人に押し付けた次元の低いもので、真の幸福は美徳などという欺瞞を超越して悪に徹する事だ、というのは、単にサドの戯言として看過するわけにはいかない哲学的命題を含んでいる。さて、放蕩の限りを尽くすジュリエットの運命や如何に。話は下巻に続く。
このレビューは参考になりましたか?
9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
この作品を読むと、善とか悪という言葉がむなしくなります。

この作品には、善に対する救いがまったくありません。

でもなぜか不快にはなりません。

反対によくぞそこまで言った、という気分になります。

既存の善悪に辟易している人にはおすすめ。
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これがシブサワだ!
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話題の作品
今も昔も変りませんね。
クラッシックさが新しい。
投稿日: 2005/10/1 投稿者: "pinga108"
文庫版というのがなんともお手軽
部分的にみれば完全に哲学書です(という視点をパロディにした作品をウンベルト・エーコが書いていたな)。... 続きを読む
投稿日: 2000/12/4
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