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74 人中、70人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
改めてグローバリズムの本質を知る,
By 絹のつぶやき (東京都港区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 悪夢のサイクル―ネオリベラリズム循環 (単行本)
前回のバブル発生から20年が経った。この間、発生原因について種々の議論が為されたが、どれもしっくり来なかった。そして今、REITやファンドが横行し首都圏のオフィスやマンションの値上がりが著しい。来年からはREITの海外不動産投資も解禁される。何故再び同じ道を歩むのかと疑問を感じていたが、本書を読んでそれが氷解した。本書は、米国が南米諸国の富を結果的に収奪した時のシナリオがバブル期以降の日本にも当てはまり、今2度目のサイクルに入っていると説く。地味ながら「良心のエコノミスト」内橋克人が諄々と説く内容は、巷に溢れる陰謀論とも異なり、シナリオの背景にシカゴ学派が強く関与していること、代表的人物フリードマンの「国家からの自由」という思想の根源に国家への絶望を示唆する点が新鮮だ。日本で格差社会を推進した竹中氏達の国家観を改めて問うて見たい気がする。
65 人中、61人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
大事なものは人かマネーか?,
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レビュー対象商品: 悪夢のサイクル―ネオリベラリズム循環 (単行本)
筆者は、日本型の共生経済を示唆する著書を何冊も出しており、本書もまたそれを芯に据え時勢の事柄を加筆して、筆者の他書より読みやすくした本である。 著者に初めて触れる読者にとっては、理解しやすい入り口になろう。規制緩和については、縁故資本主義に関する部分や時代の現状にそぐわない部分のみを改良すべきで、市場に全てを任せるアメリカン=グローバリズムでは、人間の生活が破綻をきたす事は、CIAが関与して行なってきた南米各国で証明済みであり、それらの国々が軍事政権から脱却し、民主主義政治で再規制を行い、再び持ち直したことも歴史が証明している。 何でも米の言いなりになる日本であるが、格差の増大・殆どの民の不況感・経済問題を原因とする自殺など痛い目は充分多くの人が実感しているはずである。 このままでは、益々国に米に約束した内需拡大のつけを負わされ、また合併特例債という餌をぶらげられ地方債をジャンジャン発行してきた自治体が、国に梯子を外され夕張市のようになる例は増えようし、都会でなければ不便で生活もできなくなるであろう。 投機マネーが、世界中に自由に移動する為の、いわば野放しの経済ルールでよいのか?それとも欧州型の人を主体にした経済を選択するのか? 有権者として惑わされてはならないだろう。 携帯電話メーカーのノキアは、自社の際は勿論、下請けの選択時にも環境への影響から従業員の待遇に至るまで様々な条件を審査するという。 それにより地域から愛され、従業員が誇りにし、インセンティブが湧き上がり、グローバルに進出していく力を持つことができたと。 そんな会社が日本でも増えることで、世界から認められてこそ、教育基本法に“愛国心”の記述を加えずとも、日本人としての誇りを持ちえるのではないだろうか。
49 人中、46人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
日本はどこへ向かうのか!?,
By shonanian (神奈川県藤沢市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 悪夢のサイクル―ネオリベラリズム循環 (単行本)
何故ワーキングプアという下流社会層が増え続け、地方の商店街はシャッター街と化し、 自殺が一向に減らないのか?何かがおかしい… そんな疑問に答えてくれ、日本政府が今まで何をしてきて、 これから何をしようとしていて、その結果どうなるのかを示した上で、 さあ、我々は何をすべきか?を考えさせてくれる本。 万人にお薦めしたい良書です。
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