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悪と仮面のルール (100周年書き下ろし)
 
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悪と仮面のルール (100周年書き下ろし) [単行本]

中村 文則
5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

僕は顔を変え、身分を変え、ただ彼女の幸福を願う―。
巨大な陰謀の裏には、誰にも知られることのない、ひとつの小さな物語があった。

父から「悪の欠片」として育てられることになった僕は、「邪」の家系を絶つため父の殺害を決意する。それは、すべて屋敷に引き取られた養女、香織のためだった。
十数年後、僕は自分の存在を消滅させるため顔を変え、他人の身分を手に入れ、人生の傍観者として生きる。そして、居場所が分からなくなっていた香織の調査を探偵に依頼する。街ではテログループ「JL」が爆発騒ぎを起こし、政治家を狙った連続殺人事件に発展。僕の周りには刑事がうろつき始める。香織にはまるで過去からの繰り返しのように、巨大な悪の影がつきまとっていた。
相次ぐテロ、不可解な殺人事件が続く中で、僕は運命にあがなう存在として彼女のために行動を起こす。そこには、「邪」の家系の本質ともいえる絶対的な男の存在があった。

刑事、探偵、テログループ、邪の家系……世界の悪を超えようとする青年の疾走を描く。芥川賞作家が挑む渾身の書き下ろしサスペンス長編。新たなる、決定的代表作。



内容(「BOOK」データベースより)

父から「悪の欠片」として育てられることになった僕は、「邪」の家系を絶つため父の殺害を決意する。それは、すべて屋敷に引き取られた養女・香織のためだった。十数年後、顔を変え、他人の身分を手に入れた僕は、居場所がわからなくなっていた香織の調査を探偵に依頼する。街ではテログループ「JL」が爆発騒ぎを起こし、政治家を狙った連続殺人事件に発展。僕の周りには刑事がうろつき始める。しかも、香織には過去の繰り返しのように、巨大な悪の影がつきまとっていた。それは、絶ったはずの家系の男だった―。刑事、探偵、テログループ、邪の家系…世界の悪を超えようとする青年の疾走を描く。芥川賞作家が挑む渾身の書き下ろしサスペンス長編。新たなる、決定的代表作。

登録情報

  • 単行本: 362ページ
  • 出版社: 講談社 (2010/6/30)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062163705
  • ISBN-13: 978-4062163705
  • 発売日: 2010/6/30
  • 商品の寸法: 19.2 x 13 x 3.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー VINE™ メンバー
形式:単行本
邪悪な家系の一族として生を受けた主人公。その家に来た孤児の少女。2人は陰鬱な世界の中で互いに助け合い生きて来たが、邪の家系がその幸せを脅かす時、主人公は決意する。邪の家長を亡き者とすることを。成人後、別人として生きてきた主人公だが、葬った筈の過去から邪の家系の者が忍び寄る。「掏摸」の木崎とは異なる邪悪の形を描き出しす半面、純粋な愛の形も描かれていると思う。全く毛色は違うが、馳星周の「夜光虫」の主人公に重なる部分もあった。「掏摸」ほど展開がスピーディーではないが、文学的サスペンスとして、面白く読めた。悪やこの世の中への考察が非常に面白かった。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
表紙の絵と相まって、なんだか漫画の原作のようだと思いながら読みました。
邪の家系、整形で別人、初恋の女性を守るための殺人。
ラストの明るさのある終わり方は好きです。
読後感は純愛物を読んだ気分。
この作者、読んだのはこれで3作目ですが、どこかクセになる暗さがあります。
でもいわゆる人間の悪意とか闇を描いた、というのとはどこか違う。
もっといや〜な暗さでこれでもかと性悪説に走る小説とは決定的にタイプが違うと思います。
例えばこの主人公、女性を心から愛せるし、人への信頼もちゃんと持ってる健全な人だと思います。
育った環境は異様ですが。
彼は一度も探偵を疑ったりしないけれど、読みながらもしかしてこの探偵、邪のスパイかも?
と疑った私の方がよっぽど主人公よりすれてるかも....。
テロリストの親戚にあたる若者も虐待を受けて育ったけど、まだまだ立ち直れる。
1番怖かったのは次兄です。とくに日本に9.11を起こさせ、北のせいにすれば平和憲法なんてすぐに吹っ飛ぶ、
というくだりがぞっとしました。こういう人が権力を持ってるのは日本に限らずありそうで。
ただ「掏摸」の方が個人的には好きです。
ところどころ辻褄合わせに気を取られてるのか、妙に文章が足踏みしてる感覚があるのが残念。
これからも期待する作家さんです。
このレビューは参考になりましたか?
13 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
現在の到達点 2010/7/24
By ソコツ トップ100レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本|Amazonが確認した購入
疑いなく著者の最高傑作。ずっと読み続けてきたファンの一人として、ここまでいってくれたか、と僭越ながらも感慨深い。タイトルがちょっと野暮ったいような気がするが、本書のポイント(特に「ルール」というのが重要だろう)を要約しているといえばしているので、まあいいと思う。例の如くスーパーマイペースかつ無意識過剰な主人公が、ひとりの女性を護るためにあれこれと行動するなか、テロリズムや闇の組織と渡り合うことになる、という物語が最後までスリリングで面白いと同時に、主人公をサポートする探偵、たまたま絡むこととなった刑事、主人公の影のような存在の青年テロリスト、と、脇を固める登場人物たちが非常に魅力的である。こうしたスピンオフを期待したくなる脇役は、これまでの中村作品にはあまり出てこなかった気がする。そして、前作に登場した木崎を遥かに凌駕するヒール(たち)の悪悪とした存在感と不気味な議論が刺激的であり、と同時に、主人公がその悪に取り込まれるのを防圧してくれる「愛」、あるいは「愛」の記憶の描き方がまた素晴らしい。終盤に向かって、本書ではかつての中村作品にはほとんど皆無であった「救済」のかたちが表現されているが、これは真に優れた小説の読書からしか得られない感動をもたらしてくれることは確実である。文学が好きでよかった、と久々に思った。
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最近のカスタマーレビュー
好きだな、このかたの存在
いやぁ、なんだろう。
すごいな。
小説家だな。

塔、あるんですね、本当に。

仮面か。... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: マイヤ
著者いわくスケールの大きい最高傑作?
物語としても面白く、かつ文学としても深い…とも言ってます。

でも、だとしたらどちらもちょっとずつ物足りない。... 続きを読む
投稿日: 11か月前 投稿者: ノースリバー
邪悪には邪悪で立ち向かう
◆芥川賞作家によるサスペンス長編... 続きを読む
投稿日: 12か月前 投稿者: カルロス
残念、不満たらたら、なのに、著者にはとても惹かれる
刑事の回想という、冒頭からいいかんじで。

物語の設定もいいし。

謀略もの私好きだし。... 続きを読む
投稿日: 17か月前 投稿者: 黒蜜きな子
最後まで拭えない違和感
中村氏の作品は「掏摸」に続いて2作目だが、両者には共通したテーマを感じた。それは絶対的かつ理不尽な悪の存在である。本書では「邪」という言葉でそれを表現している。<... 続きを読む
投稿日: 18か月前 投稿者: スイート・サイエンス
趣味じゃなかった
設定も内容も気持ちが悪い。中村文則の作品だから、と頑張って読み進めたけれど、最後の方になっても、トーンは変わらず、最後は飛ばし読みにしてしまった。読んだことを後悔... 続きを読む
投稿日: 19か月前 投稿者: swing
散漫な印象
初期作品に比べ文体の緊張感が失せた。
また、主人公の内面の葛藤が減退し、散漫な印象を受けた。
読み進めることに困難を覚えた。... 続きを読む
投稿日: 21か月前 投稿者: poseidon*
悪、血、そして絶ち難き想い―究極のエンターテイメント☆
本書は、『土の中の子ども』で芥川賞を受賞した著者による、

長編サスペンス小説です。

13歳のある日、... 続きを読む
投稿日: 22か月前 投稿者: ☆juri+cari☆
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