歳のせいだろうか。最近どうも「登山」といふものに興味が芽生えつつある。そんな折にこの本と出会えた。
幼少の頃から運動音痴を自認し、24歳で初めて山と出会ったという著者が、「バレーボールを顔面で受けるくらいの運動神経を基準に描いてます」というから、初心者には安心だ。
具体的にはどのようなノウハウが詰まっているのか。以下、本書の帯から抜粋。
「まずは何も買わなくてもOK!買うならこの3つ」
「お母さんは意外と山道具を持っているぞ」
「水筒はペットボトルでもいい」
「夏でもカイロは持って行け」
「まずは標高差MAX500メートルまで」
「お風呂に入らずに体をきれいにするには?」
「低山・縦走・温泉 厳選おすすめコース」
「おじさんにナンパされない方法」 ←げっ(引用者)
「山ではかっこよく見える男子も街では…」 ←げっ?(引用者)
上記以外にも、例えば山小屋について詳しく描かれているのも個人的にはありがたい。山小屋という存在は、未経験者にはよく分からない近寄りがたいものに映る。著者は山小屋の住み込みバイトの経験を踏まえ、利用側・提供側双方の目線から描いているから間違いないだろう。
「女の子のための登山入門」なのだそうだが、おじさんである私にも充分に役立ち、しかも楽しめた。面白いキャラと感性。女の子の読者だったなら、ノウハウを得るだけでなく、著者のその人となりや経歴にも共感するのではないだろうか。
しかしカラーページが無いのは惜しい。ここは次作に期待したい。