実は皆が今、自分だと思っている心や体とは別に、
目には見えないけれども、純粋な愛から成る完璧な自分の存在というものがあり
(ほとんどの人はその存在に気づかないが)心や体は、実はその完璧な存在の道具にすぎない、
という他のベストセラーのスピリチュアル本と同じベタな話から始まる。
自身の体験から、その存在に気づくこと、更にはそれにつながることがやはり重要と考えているが、
著者はそのために脳呼吸という独自の実践的な方法を提案しており、それを紹介している。
他のベストセラー本では瞑想、感謝、他者への奉仕などが効果的だとよく取り上げられているが
独自の方法論でおもしろいと思った。
この本で少し目を引いたのが、著者は現在の世界の状態を憂いており、
多くの人が上述の完璧な真の自身の存在に気づくようになる(悟る)ことで
必ず世界がいい方向に向かうと考えており、読者にそうするように呼びかけていること。
個人的に本を読んだ人に知識を与えるだけでなく、
全体的なことを考えている人だな、という気がした。