Would you like to see this page in English? Click here.

この商品をお持ちですか? マーケットプレイスに出品する
悉皆屋康吉 (文春文庫)
 
イメージを拡大
 

悉皆屋康吉 (文春文庫) [文庫]

舟橋 聖一
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)

出品者からお求めいただけます。



キャンペーンおよび追加情報



商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

関東大震災にもめげず、ファッショ化の気流にも流されず芸術家の良心を守り続けた一人の染色家の生涯を描いた戦後文学の金字塔

内容(「BOOK」データベースより)

かつて、呉服屋や顧客と、染物屋仕立屋などの間に立って着物一切の仲介をする職業があり、悉皆屋といった。現代でいえば和服コーディネーターである。この悉皆屋の康吉が一流の染色家になるまでの波瀾の人生を描いた傑作長篇。戦時下にあっても芸術的良心を貫こうとした著者の心情が色濃く投影されている。

登録情報

  • 文庫: 315ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (1998/01)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4167536021
  • ISBN-13: 978-4167536022
  • 発売日: 1998/01
  • 商品の寸法: 15.4 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 70,053位 (本のベストセラーを見る)
  •  カタログ情報、または画像について報告


この商品を見た後に買っているのは?


類似した商品から提示されたタグ

 (詳細)
関連タグ(この商品に近い関連キーワード)を追加する++最初のタグになります
 

 

カスタマーレビュー

最も参考になったカスタマーレビュー
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By bias トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
「悉皆」(しっかい)とは不思議な響きのことばだが、
要するに「全部、一切」のこと。
反物・着物の染め、染め替え、洗い張りなど
仕立て・仕上げの始末「全部、一切」を請け負った「悉皆屋」は、
和服全盛の太平洋戦争前までは無くてはならぬ仕事だった。
本書は、その悉皆屋を主人公にした、渋いが味わいの濃い傑作。
書かれたのは戦争中だけれども、全然古臭い小説ではありません。
東京本所生まれの作者は、江戸の風致を熟知しながらも、
いたずらに回顧趣味に耽らず、時代と人物が見事に描かれていて好ましいです。

御本人も京都の和服の店に育った、松岡正剛はこう評しています。
《さんざん苦労をしながらも悉皆屋としての、男としての本望を遂げていく。
のちに佐々木基一はこの作品は『細雪』に匹敵するといい、
平野謙は「日本文学者全体が誇りとすべき作品」と褒めた。
旧「文学界」の同人仲間だったとはいえ、
亀井勝一郎は「自分はあえて昭和文学史上の代表作といって憚らない」
とまで絶賛したものだ。
正直いって、そんなに褒めたくなるような作品ではないのだが、
たしかに読んでいてまことに気分がすっとしてくる。》

自分は、働くことの意味は、今も昔も変わらないと思いました。
丁稚奉公など下積みの苦労、認めてくれる人、騙す人など、
登場人物も多彩で、陰影も鮮やか。……かといって、
関西風のいわゆるエゲツナイ商売成功譚ではないので、御安心を。
また、かつて文庫化した文藝春秋は、解説に泡坂妻夫(実家は神田の絵師)をあて、
今回は、出久根達郎(茨城県出身、中学卒の集団就職を経験)。
いずれにしてもこういう佳品を文庫化するにあたって、
担当した編集者の趣味と意気込みが伝わります。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
大正から昭和一ケタ。いわゆるモダニズムのうわついた世相(1=大衆化)と、それへのファシズム的反発の空気(2=純粋化)をとらえた小説です。主人公が「悉皆屋」という、和服の染色仲介業というのがミソ。二種類の時代の空気を冷静に見つめられるポジション(3=媒介する芸術家)。(1)と(2)をともに批判的に見通す(3)。

第二次大戦中に、小説家のポジションを維持しながら書いていたという意味でも(3)です。「時代との距離」の取り方はたしかにおもしろい。

しかし、手代から身代を持つようになりさらに商売から芸術へと目覚める主人公は「上昇」型の典型的小説でもあります。男=論理的、女=感情的であり、女は男の成長の踏み台。

「時代との距離」=時代や女性を踏み台にして「上昇」すること。

そういう意味でも典型的な小説です。「不朽の名作」という帯などの紹介は大仰すぎやしませんか?
このレビューは参考になりましたか?
カスタマーレビューの検索
この商品のカスタマーレビューだけを検索する

クチコミ

クチコミは、商品やカテゴリー、トピックについて他のお客様と語り合う場です。お買いものに役立つ情報交換ができます。
この商品のクチコミ一覧
内容・タイトル 返答 最新の投稿
まだクチコミはありません

複数のお客様との意見交換を通じて、お買い物にお役立てください。
新しいクチコミを作成する
タイトル:
最初の投稿:
サインインが必要です
 

クチコミを検索
すべてのクチコミを検索
   
関連するクチコミ一覧


リストマニア

リストを作成

関連商品を探す


同じキーワードの商品を探す










この本は、それぞれの上記のテーマに含まれています。

フィードバック