かねてから呼吸法に関心があったのに加え、五木寛之と玄侑宗久の対談ということで購入しました。
内容的には呼吸法をめぐる様々なうんちくが聞けて、なかなか面白い本でした。特に玄侑氏は医学的な観点からも呼吸を勉強されているようで、普段なかなか聞けない話もあり有益でした。
ただ残念だったのは、話があちらこちらと寄り道しているうえに、最後は「人それぞれにあった呼吸法を見つけよう」とか「一息一息を大切にしよう」というありきたりの結論で終わっている点。
また、五木氏が説明しすぎのような気がします。五木氏自身がいろいろと研究されてきたのは分かるのですが、五木氏が説明してしまっては玄侑氏との対談の意味がなくなってしまいます。
もっと聞き役の役割を多くして、玄侑氏からより多くの知見を引き出したうえで、五木氏の持論をぶつける流れがいいのではと思いました。