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5つ星のうち 5.0
惑星ゴブストル=マルのクモル金属を守れ!番外ローダン・シリーズ第333巻。,
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レビュー対象商品: 恒星三角形の呪縛―宇宙英雄ローダン・シリーズ〈333〉 (ハヤカワ文庫SF) (文庫)
強敵ラール人から人類にとって貴重なクモル金属を守るべく奔走するテラナーの活躍を描く大長編SFスペース・オペラ宇宙英雄ローダン・シリーズ第333巻。本巻の執筆者は、明日を担う若手の競演フランシスとクナイフェルです。惑星ゴブストル=マルのクモル大学で学長パイルシェ=パモの18年の実験の成果であるレトルト人間が目覚めた。本書では久々にローダンが全く登場しない番外編が語られます。『火山泥棒』H.G.フランシス著:ISK(知性捜索コマンド)のチーフで悪魔の如き容貌のシェFが惑星ゴブストル=マルのクモル金属を守る使命を帯びて艦隊テンダーで到着する。本編では鉱脈のあるクモル火山ごと移送しようとするテンダー部隊に実験の邪魔をさせまいと抵抗する学長との知恵比べが面白く、併せてレトルト人間のクモル=パルを息子と呼ぶ学長の奇妙な父子愛が微笑ましいです。『恒星三角形の呪縛』ハンス・クナイフェル著:国家元帥ブルはラール人を欺く秘策を求めて過去の資料を調査していた。それは今から約20年前の3440年11月にKLH(レムール遺跡調査部隊)のエクスプローラー船が銀河中枢部にあるレムール遺跡を探し出すべく出発した作戦記録だった。本編では船長レルク・モプロン大佐が当時勃発した大群の痴呆化放射に苦しみながら恒星三角形の謎に挑む錯綜した冒険談を描いています。 本巻後半の翻訳者、林啓子氏のあとがきは人生で二度経験された恩師との悲しい死別の記憶と親しかった伯父さんの死を語られています。伯父さんとの最後のお別れに棺にローダンの文庫本を添えたのを目に留めた葬儀の関係者から「私もローダンの大ファンなんです!」と話し掛けられたというお話には心が癒されました。本巻後半は翻訳者も悩んだ曰く付きの一編ですので、クナイフェルの曲者振りを味わいながら難解なストーリーを読み解いて頂きたいと思います。
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