本書は丸善出版の「SCIENCE PALETTE」シリーズの一巻である。右シリーズは主として自然科学をテーマとした、同社のいわゆる新書レーベルであり、オックスフォード大学出版会の「Very Short Introductions」の邦訳が中心となっているようである。本書も右シリーズの邦訳で、原著はDavid Normanに依る『Dinosaurs』で、邦題も(副題は格別)そのままである。全体的に多少ながら翻訳文の固さが散見されるが、日本語自体の解釈に戸惑うようなところはない。本書のコンセプトは、このページの上の「商品の説明」の紹介を借りると、「化石という限られた証拠をもとに試行錯誤を繰り返してきた、研究者たちの努力があった……対象は多岐にわたる……恐竜研究のむずかしさと面白さ、近年明らかになってきた恐竜の姿に迫る一冊」とあるように、恐竜(化石)の研究の歴史と恐竜の系譜を辿るものと言える。構成・内容は、右「商品の説明」に内容概略があり、同「登録情報」の最下段「目次を見る」をクリックするとトピックが掲示されるので本稿では取り上げない。