虹色に光る古生物たちのイラストレーション。
『Newton』本誌から再編集されたイラストと解説記事によるムックです。私は本誌を定期購読していないので確たることはいえませんが、おそらく解説は最新の知見に基づいてアップデートされているでしょう。
恐竜をはじめとする中生代の生物がメインを張りますが、原生代から新生代第四紀までの世界も紹介されています。クセのあるイラスト(あまりにCGしすぎている)もありますが、一枚の絵に精緻な情報をこれでもかとぶち込んだそのこだわりには敬服するしかありません。
特筆すべきは色彩が豊かなこと。七色の羽根で羽ばたくミクロラプトル。ピンクの翼を持つプテラノドン。そのぎょろりとしたあまりに巨大な目玉だけでもセンス・オヴ・ワンダーなオフタルモサウルス。
……ここに描かれているのは、現生のあらゆる生命と同じように、その時代には当たり前に、そこにいた生物たち。例えどんな奇抜なカタチをしていようとも、彼らにとってはそれが当たり前だった時代。そのことがこのムックの一枚のイラストを眺めると、すとんと腑に落ちます。
眺めているだけでも楽しい一冊。ちょっと値段は張りますが、書架に加えて損はないと思いますよ。