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恐怖 (文春文庫)
 
 

恐怖 (文春文庫) [文庫]

筒井 康隆
5つ星のうち 3.1  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

「次は俺が殺される!」
地方都市で起きた連続殺人。犯人は町の文化人を次々に殺すつもりか? 半狂乱に陥った作家の“恐怖”を克明に描く傑作異色ミステリー

内容(「BOOK」データベースより)

姥坂市で起きた連続殺人事件。犯人の狙いはどうやら、町に住む文化人を皆殺しにすることらしい。「次に殺されるのは俺だ」、作家の村田勘市は次第に半狂乱に追いつめられていく。一体犯人は何者なのか?謎解きのサスペンスに加え、「恐怖とは何か?」という人間心理の奥底にせまる異色傑作ミステリー。

登録情報

  • 文庫: 201ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2004/02)
  • ISBN-10: 4167181134
  • ISBN-13: 978-4167181130
  • 発売日: 2004/02
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.1  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 365,807位 (本のベストセラーを見る)
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By らんどく丸 VINE™ メンバー
形式:文庫
筒井康隆の作品はいずれもホラー、SF、ナンセンス・・・と分類されて
しまう。ホラーと名打っていない作品でも怖いものがあるし、ホラーと言わ
れても、笑ってしまうようなものもある。ただ怖さにしてもユーモアにしても
半端ではない。
今回の作品はホラーあるいはミステリめいているが、そういう分類は忘れて

読むことをおすすめする。ミステリとしては構成があまい、ホラーとしては
血なまぐさくない・・・けれども面白さは上の上だ。

このレビューは参考になりましたか?
9 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 作者はこの作品で様々な恐怖を書いてみせている。まず文化人殺人事件という設定が効いている。言うまでもないが、これが頑強な肉体労働者などであれば恐怖は半減する。それだけでなく、文化人は自らものを考える。そこに、現実ではない部分からの恐怖も生まれてくるためにふくらみが出てくる。

 主人公の村田勘市は物語を通して連続した恐怖におそわれているが、恐怖の形は一様ではない。怖がりかたは腰を抜かすことに始まり、最後はケラケラと笑いながら発狂してしまう様子まで描かれている。対象も一つの出来事や一人の人間にとどまらず、果ては物にまで恐れを抱くようになっている。

 自分なりに推理し始め、そのリアルな想像力から生まれる恐怖はまさに作家という職業ならではのものであり、文化人が次々に殺されていくという様は滑稽でもあり、想像を絶する怖さもある。後半では恐怖の対象は人形や、雷・地震などの自然現象にまでひろがっていく。

 日頃は理性という鎧で固められているはずの文化人が、恐怖によって人間本来の弱さを露呈していく様子が丹念に描かれており、さすが筒井康隆の作品と納得させられる。

このレビューは参考になりましたか?
5 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 地方都市・姥坂市に住む作家・村田勘市は帰宅途中、町田美都画伯の死体を発見する。そして翌朝、今度は建築評論家の南條郁雄が殺害された。犯人は姥坂市の文化人を狙う殺人鬼なのか? 物語は主人公の作家・村田勘市のパニックに陥った恐怖を描いた作品。ブラックユーモアのあるミステリーで、主人公の恐怖の表現なども筒井康隆らしさが出ています。恐怖と主題としたためか、殺人の経緯や捜査などの描写をもっと多く描いてほしかったですが、主人公の恐怖は読み手にも伝わってくる作品です。
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最近のカスタマーレビュー
「恐怖」をテーマにして、笑いと風刺とナンセンスに徹した筒井の才能に脱帽
姥坂市と言う街で起こった文化人連続殺人事件を通して、離婚歴を持つ作家村田を初めとする文化人達の生態をカリチャライズして描いたもの。「恐怖」と言う題名の由来は、第一... 続きを読む
投稿日: 2010/1/15 投稿者: 紫陽花
往年のパワーは
良くも悪くもまとまりすぎ。
いろいろ実験しているのはわかるのだが、
筒井康隆に求めているのは、まっとうな狂気(というのも変だが)... 続きを読む
投稿日: 2008/5/9 投稿者: I'll go to a place in the sun
ホラーとしてもミステリとしても
 二流以下の作品である。解説では、単なるミステリとして読んでも満足できると書いてあるが、決してそんなことはない。... 続きを読む
投稿日: 2006/4/6 投稿者: するめいか
もっと怖いのを期待したが
推理小説としては特に言うべき点はないが、もともと筒井作品に期待しているのはそんなところではないからそれは別にかまわない。ただ、肝心の「恐怖」も、いまいち物足りない... 続きを読む
投稿日: 2004/9/1
いろんな読み方ができる作品
「ロートレック荘事件」の結末で、思わず「ギャー!」と叫び、「そんなのありかよ筒井センセイ」と思いつつ星5つにしてしまった私にとって、はっきり言って今回の犯人は不満... 続きを読む
投稿日: 2004/3/1 投稿者: basedow
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